(四)-4(了)
よく考えてみれば当たり前のことだったのだ。
「お前、イイヤツだな」
「何言ってるんだい。それが普通だよ。それでいいんだよ。何がやりたいかなんて、これから見つければいいんだよ。今までのことは気にしなくていいよ」
拓弥は上体を起こした。そして手で翔太の首に手を掛けた。そしてその首を力一杯、自分の方に引き寄せた。
翔太の顔が拓弥の顔に迫る。
翔太の瞳孔は、まっすぐ俺の目を見ていた。
拓弥は、さらに翔太の顔を自分の顔に近づける。
そして拓弥は、翔太の唇に自分の唇を当てた。
(了)
イイヤツ 【い-14】文学フリマ京都_筑紫榛名 @HarunaTsukushi
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