第八話 ヘプタ・プロバト
「なんか、デカイ羊の化け物がいました。」
「そうか、なるほど。ところで、能力はなんか貰った?」
「はい。」
[出ろ]
詠唱をしたら、炎の剣が出た。
「なるほど、ありがとう。君の新しい能力の力を見せてくれて。」
「いえいえ。」
…この力を俺はまだ使いこなせない。戦い方を考えないとな。
「そういえば、君の新しい
「え?」
「だって君の"アリエス"を遣い続けたら、君の正体がバレちゃうだろ。」
「確かに」
えっ?名前とかあるか?考えたこととかなかったし。どうしよう。
「思い付かなかったら、私に名前を付けさせてくれないかな?」
「いいですよ。」
別に、俺に名前を付けるセンスはない。それなら、付けたいって言ってる他人に任せた方が良いだろう。
「ふふふ、ありがとう。君の新しい、コードネームは
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疲れた。なんかよくわからん羊も出てきたし、コードネーム決定宴会とかやったし。気がつけば朝の10時だ。
今日は昼夜逆転覚悟で寝ようかな?
とでも思いながらYouTubeを見ていたら、
prrrrrrr!!!!!!!
…電話来た。オフィユカスさんからだ。
「もしもし?」
眠かったから、少し不機嫌そうな声で出た。
「もしもし。すまないね、お疲れだろうに。。少し厄介なことになってね。」
「厄介なこと?」
「私たちの偽物が出た。」
面倒くさすぎる。
「しかも、テロリストとして、動いててスッゴく都合が悪いんだ。」
「うげぇ」
「だから、少しお灸を据えてくれ。他の皆だと、少しややこしいことにやりそうだから。場所にリブラに送らせるからよろしく!」
…飛ばされた。
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佐藤誠視点
『俺達、ハイパーノヴァがここを占領した!こいつらを助けたかったら、大統領を出せ!』
俺達アストラルは作戦会議のために、状況をテレビで観ていた。
「俺達はここに乗り込んで、議員達を救出する!」
リーダーとして、俺は会議を仕切っていた。
「占領されている国会議事堂の会議室に、出入り口はそうそうないはずです。つまり、バレずに入るのが非常に困難だと言う事です。」
メガネをくいっとしながら華麗は言う。こんなクールそうな奴が俺の前でよがるとか燃えるな。
「それなら、皆で一気に突撃しちゃえばよくない?」
「俺は槇の案でいいと思うんだが、皆はどう思う?」
「私もぉ、槇に賛成ぃ。私たちの力をぉ、一気に出せばぁ、多分一瞬でぇ、勝てちゃうんじゃない?」
甘ったるい声を出しているのが、俺の彼女の愛だ。
「私も槇の意見で良いと思いますよ。」
華麗も賛成したことで、突撃することにした。
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変身して、国会議事堂に着いた俺達は、勢いよくドアを開けた。
「グハッ!」
扉の先にあったのは、死屍累々のテロリスト達と
「フッ」
恐らく、こいつらを倒したであろう白いバトル装備野郎だった。
「お前は誰だ!」
リーダーとして、勢いよく訪ねる。すると
「ヘプタ・プロバト。それが今の僕の名前だ。」
野郎の手には、燃える炎の剣があった。
「僕からは攻撃しない。大人しく去ってくれるのが嬉しいんだがね…」
「ヒーローがそんなことを出きるか!」
そう言って、
「アストラルがお前を許さない!」
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