離別からの再会。けれど、幼馴染は変わってしまったのか、それとも過去を忘れてしまったのか——?
主人公が、いなくなってしまった幼馴染を探して、なりたくないと言っていた巫女になってまで、幼馴染がいるかもしれない都へ探しに行くお話。
ただ一つの約束を守るために行動する主人公の思いに胸を打たれます。
再会した幼馴染にも事情があって素直に喜べないところや、主人公がお転婆なだけでなく賢く聡明であるところが、グッと来ました。
また、ラストの選巫の儀の弓を射るシーンは圧巻です。
主人公なら楽勝でしょ!と思わせておいて、もう一つ仕掛けがあり、儀式をクリアできるのか否かハラハラして、私は凄く燃えました!
そして、10話の主人公と幼馴染のやり取りも「幼馴染あるある」でほっこりしつつ、これからが楽しみな2人だなぁ、とニヤニヤできるお話です。
和風でファンタジーな設定もすんなり入ってくる作風と描写力。
なぜ読まれていないんだ!?もっと評価されて!!と思うくらいの良作です。
もっと多くの人に読んで欲しい。
和風ファンタジー、幼馴染、そして龍!ひとつでも好きな方に届いて欲しい〜!!