47.想像

「あースッキリした!」

「おう」

「それでさ、私、太郎の事が好きなんだよね!」


 え、なに!?

 このタイミングで言っちゃう!?


「フー、おま、も、ちょ、他にっ」

「太郎はさ、武者小路くんの事、どう思ってるの?」

「どうって……別に、ただの友達だよ」

「ハァハァ……ッ、友情から徐々に恋心が芽生えてくるのね……ッ」


 フー子、お前、今俺に告白した事覚えてっか?


「ハァハァ、柔道も空手もやっている引き締まった筋肉の持ち主を、頭も顔も性格も最低の男に犯されるとか……ああん、もう想像するだけで萌えちゃうっ!!」

「お前もう帰れよ!!?」

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