42.フー子の決心
「分かった。私、太郎に告白するね」
え、マジ!?
今の流れで告白!?
「すまん、応援はしてやれんが……」
「大丈夫だよ、そんな顔しないで、武者小路くん! きっと私はダメだと思うから……」
ちょっと悲しそうなフー子。
いや、俺、お前が告白してきたらオッケーしちゃうぜ?
そりゃあ……ヨシトシの事を考えたら、ちょっと胸は痛むけど。
「上志、俺に遠慮はするな。俺も遠慮はしない」
いや、お前はちょっとは遠慮しろよ!
「ありがと、武者小路くん!」
よし、フー子は俺の数多の彼女のうちのひと(以下略)
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