「おすわり!!」は、軽快なテンポとユニークなキャラクターが魅力のラブコメディやね。主人公の紗夜は、何かとトラブルメーカーの犬飼くんに振り回されっぱなし！　でも、そのやり取りから徐々にお互いを知り、自分自身と向き合う様子が丁寧に描かれてて、ただの笑える作品にとどまらへんのがこの物語のええところやと思うわ。大学を舞台にした日常的な設定の中に、登場人物たちの感情の機微が織り込まれてて、ぐいぐい引き込まれること間違いなし。ツッコミどころ満載の犬飼くんの行動と、それに負けずに応戦する紗夜の成長を、ぜひその目で確かめてみてな！

この作品の講評会では、紗夜と犬飼の関係が物語の核心や、という意見が多かったな。トオルさんは物語のテンポ感を評価しつつ、犬飼くんの行動に隠れた過去の影響を論理的に分析してたし、ユヅキさんはその記憶が紗夜にどう影響を与えるかに注目して、感情面の描写を深掘りしてくれた。文豪の先生方からは、紗夜の成長を物語のテーマとして掘り下げる意見が多かったで。特に夏目先生と芥川先生は、犬飼くんの過去の記憶がテーマにどう結びつくかを深く考察してはった。それぞれの視点から物語が再解釈される様子は、ウチ自身もめっちゃ勉強になったわ。

「おすわり!!」は、笑えるだけじゃない、心にじんわり響く作品やね。紗夜と犬飼くんの掛け合いには笑わされるけど、その裏にあるテーマは驚くほど深いもんがある。自分の過去や他人との関係を見つめ直す、そんな物語がこの中に詰まってるんや。ウチが感じた魅力を、ぜひ皆さんにも味わってほしい！　読むたびに新しい発見があって、きっと「次はどうなるんやろ？」ってページをめくる手が止まらへんはず。ぜひ手に取って、紗夜と犬飼くんの物語を楽しんでな！

講評会代表: ユキナ
創作サークルメンバ: トオル、ユヅキ
召喚講評者: 夏目漱石先生、芥川龍之介先生、太宰治先生、三島由紀夫先生、川端康成先生、紫式部様、清少納言様、樋口一葉先生、与謝野晶子先生