失恋の苦しみ

わらび餅

第1話

今日は、彼女に振られてちょうど1ヶ月になる。

振られたのは、今日よりも蒸し暑い夕暮れ時だった。

LINEで「別れよう」と、切り出されたのだ。突然のことだった。でも、薄々気づいていたんだ。彼女が僕に気がないこと、僕とのLINEをめんどくさがっていたこと。全部わかっていた。でも僕は、見て見ぬふりをして自分を騙し続けていた。


だって⋯


彼女は、僕にとっての天使だった。大袈裟な表現だと思うかもしれないが、違う。この人のことが大好きって本気で思えたのだ。つ


そんな天使のような彼女は、もういない。僕の隣には、誰もいない。


友達が次の恋に進みなよと言ってくれた。僕もその方が、良いのかもと思ったりもした。それほど、暗く苦しい時間が続いたからだ。次の恋に進んで、苦しみから逃げたいと思った。


でも、君を超えれる人は出逢えることが出来ないと思った。


だから、僕は1人眠る。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

失恋の苦しみ わらび餅 @warabimoti1

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ