9 境界線



 急ぎ足で区域に向かうフィリリア。霧の外の靄が昨日よりも深く感じる。息を吸い込むたびに冷たい空気が肺を埋め尽くす。森を抜け、上下する視界の中に水蒸気の壁が見えてきた。手に持ったバケツが妙に重たい。フィリリアは乱れた呼吸を整えながら霧の向こうを見つめた。

 昨日、ローリーが来る前に話していたこと。

 あの時気づけばネーベルの姿が消えていた。話をしていた時には確かにいたのに。

 ローリーの声を聞いて咄嗟に隠れたのだろうか。

 今日もまだ、そこには誰もいない。

 フィリリアの手の力が弱まり、バケツが地面に落ちそうになる。


 彼女の瞳は不安に怯えていた。

 もしかしたら、あの話を聞いた彼に幻滅されてしまったかもしれない。

 そんな懸念が頭をよぎったからだ。

 彼はフィリリアのことを優秀で勤勉な守り人だと評価してくれた。それなのに、彼らを閉じ込めるために存在する自分が彼のことを希望だとみなすなんて。

 自由を奪われた囚人である彼にしてみれば屈辱的な話に聞こえてもおかしくはない。

 ばかにしているのか。からかうのはやめてくれ。

 どんな蔑みの言葉でもいい。それを受け入れる覚悟はある。

 フィリリアはその場に立ち尽くし唇を強く結ぶ。

 けれど彼が現れないとどんな言葉も聞くことはできない。

 昨日はそのことを省みなかなか寝付けなかった。寝坊し、ローリーとガレにつかまり話が長引いたフィリリアがこの場に辿り着いたのは予定していたよりも遅い時間。いつもならば彼が姿を見せる頃合いだった。


 やはり嫌われてしまっただろうか。

 フィリリアは大人しくバケツの聖水を手のひらに乗せて地面に撒き始める。

 光を失った彼女の瞳には重い瞼が落ち、上の空。

 正直に言ったことを後悔はしていない。それでも、自らの真意に対する彼の見解を聞いてみたかった。彼の新たな希望の話も。

 刻々と時間だけが過ぎていく。

 フィリリアは黒の大木が見えてきたことに気づき、作業の手を止めもう一度霧靄を見やる。

 バケツを持たない方の手が、無意識のうちに霧の中へと伸びて行った。


「……──だめ」


 逃げかけた霧の動きが目に入り、フィリリアは我に返って手を戻す。

 このまま進めば、恐らく監獄の中に入れる。

 フィリリアの霧払いはまだ不完全だが、囚人たちよりは視界の制限が少なく中を行けるだろう。しかし時間をかければ看守たちの目に留まらないはずがない。

 フィリリアは戻した手を胸元に収めて力強くこぶしを握る。

 そうして制御していないと、また勝手に体が動き出しそうだからだ。


 自分が自分ではない何者かに変わりゆく感覚に苛まれ、フィリリアはバケツを置いて黒の大木の根元に座り込む。

 頭を抱え、ぎりぎりとこめかみを押さえつけた。

 そもそもが当たり前ではなかったことなのだ。

 囚人と言葉を交わし、その心を知りたいと思うことが愚かな行為。

 彼に呆れられたというのなら、むしろそれを歓迎すべきはず。

 フィリリアは身体を激しく打ちつける鼓動に飲み込まれぬように息を止める。

 すると次第に自らに静寂が訪れる。

 鼓動が遠のき、傍に広がる霧靄の如く真っ新になっていく思考。

 フィリリアは俯いていた頭を上げる。

 ただ一つ、静寂の中に響く音。まるで自分を呼んでいるよう。フィリリアは顔を横に向け、ゆっくりと立ち上がった。


「フィリー」


 求めていた声が胸に届く。

 フィリリアは遠くに見えてくる彼の影を見つめる。彼の姿を認識できた瞬間、ようやく呼吸を取り戻したような気がした。


「ネーベル。昨日はごめんなさい。突然、同僚が来てしまって」


 途切れそうな声にはいくつもの感情が絡み合っていた。

 罪悪感、期待、喜び、怯え、不安。

 しかし何よりも胸に抱いたのは、温かな安寧だった。


「謝る必要はない。声が聞こえたから、見つからないように木に隠れたんだ。フィリーが囚人と話しているところを見られたら、あまり良くないよな」

「……ううん」


 フィリリアの足が一歩前に出る。

 彼の思う通り、ローリーに彼と話しているところを目撃されることは望ましくない。彼が看守に報告でもしたら、恐らくフィリリアは二度とこの場に来られない。


「今日は、もう、話せないのかと思った」


 フィリリアはネーベルに素直な気持ちを伝える。

 ネーベルの朗らかな笑い声が彼女の不安を消し去るように続く。


「また君の仲間が来ていたら大変だと思ってさ。少し様子を見ていたんだ。早く君に会いたかったけど、慎重さを失うのはやっぱり危険だよね」

「──うん」

「今日は昨日の続きだ。俺が話をする番。だから、今度は遮られたくなくて。あまり遅くならないように気をつけないとね。また彼が君のことを迎えに来るよ」


 ネーベルは両手を服のポケットに入れたまま肩をすくめる。


「教えてくれるの? ネーベル」

「もちろん。フィリーが話してくれたのに、逃げるなんてあり得ないだろ?」


 その言葉にフィリリアの心臓が小さく跳ねた。

 彼は昨日の話をどう受け止めたのだろう。

 後ろめたさに再び鼓動が騒ぎ出す。


「昨日の話……あの──」


 フィリリアの声が気まずそうに漂う。

 ネーベルはポケットから手を出し片手をフィリリアがいる方面に向けて伸ばした。まるで彼女を制止しているように見える。


「そのことは、俺が話をしてからでもいい?」


 フィリリアはこくりと頷き彼に同意した。ネーベルは彼女にお礼を言い、少しの間を置いてから口を開く。彼が口を開く直前に、柔らかな風がフィリリアの頬を撫でた。


「フィリー。俺の希望の話は簡単だ。この監獄に来て、何度も気が滅入りそうになった。魔術師のことが憎かったし、これまでのすべてのことが無様に思えた。中で出会うのは魂の抜けた人形みたいなやつか、もはや外にいた頃の面影も失った人間もどきばかり。まともに口を聞くこともできない。いずれ俺もこうなるんだろうって、頭のどこかでは恐怖が渦巻いてた」


 ネーベルの淡々とした声には彼がこれまで抱えていた苦悩が滲んでいた。

 出会った時から飄々とした雰囲気を纏っていた彼も、やはり中ではほかのものと同じ苦しみを抱いていたのだ。


「気を紛らわすために、霧の境界線はどこだろうかと探し始めたんだ。落ち込んでいるよりもここで出来る楽しいことを探した方が楽だから。ようやく辿り着いた先には人影が見えた。最初は囚人かと思って気軽に声をかけたよ。でも反応はない。一定の間隔で姿を現すのに、その影は陽炎のように無反応だった。だからきっと、あの影がいるところは檻の外で、看守か何かが作業をしてるんだろうと勘付いた。返事をしてくれないのもそれなら納得だ。でも俺は、どうにかして彼らを振り向かせようと声をかけ続けた。無謀だって分かっていても止められなくて」


 最初に彼の声が聞こえてきた時のことをフィリリアは思い出した。

 恐らく彼女が来る前もずっと、彼は声を上げ続けていたのだろう。


「ある時、その影がいつもと違うことに気づいた。最初は驚いて声が出なかったよ。これまでの影とは違って、なんだか声をかけてはいけないような気もした。きっと仕事をしているんだろうから邪魔しちゃ悪いだろうと。でも不思議と目が離せなくて。どんどん移動していくその影を見て、もしかしたらもう見れないかもと思ったんだ。次の日には、昨日までと同じ影に戻っているかも。気づいたら、考えるよりも先に声を出していた」


 ネーベルの声に羞恥が織り交ざる。

 彼の話が進むたびに、フィリリアの小さな鼓動が胸の中に柔く滲み出す。


「そうしたら、その影は俺の声に応えてくれたんだ。繊細で凛とした声で。あの時、俺は久しぶりに生きている実感を思い出した。食糧を探すまでもなく、心臓が生まれ直したように動き出したんだ」


 微かに下を向いていたネーベルの顔が真っ直ぐに上がっていく。


「フィリー、その影は君だよ。フィリーが俺の新たな希望だ。この中は、いっそ殺された方がマシだと思うような絶望が常にある。看守は俺たちのことを動物だとは認めない。だから平気で自死を望む薬だって撒く。でも、どんな虚脱感に襲われても、君を想えば怖くない。君の声を思い出せば、何度でも心臓は動き出すから」


 ネーベルが一歩前に出る。

 フィリリアはそれに気づき、咄嗟にまた一歩足を踏み込む。けれど止めようとはしなかった。自分の足に分厚い霧が覆いかぶさろうとも、彼女はまったく気に留めなかった。


「昨日、君の話を聞いた時、都合のいい幻聴を聞いているのかと思った。だけど今、再び君の声を聞いたらようやく確信できた。あれは、気が狂った俺の幻覚ではないんだと。フィリー自身の声なんだって」


 一歩ずつ、二人の距離が近づいていく。互いの影を見据え、それ以外の何も彼らの思考には入り込めない。


「君を失いたくない。いつか君を失う日が来るのが怖い。情けないけど、どうしても怖いよ」


 ネーベルの切なる声がフィリリアの胸に響く。


「ネーベル。息を吸い込んで」


 フィリリアは自らから逃げていく白の塊の向こうにいるネーベルに慎重に声をかける。ネーベルは微かに頷いて息を吸い込む。そのまま彼は呼吸を止めた。

 周りを囲う霧靄は、離れても冷酷な空気を纏い続ける。薄らに漂う霧の残骸を抜けながら、フィリリアは前だけを見据えて夢中で歩く。

 下がっていく気温とは裏腹に、彼女の体温は上がっていく。先ほどまでとは比べ物にならない霧の障壁。フィリリアの歩く速度が次第に早まる。

 もうここは酸素のない場所。微力ながらも霧を払えるフィリリアにはそんなことは関係ない。しかし彼は違う。


「ネーベル──」


 近くなる彼の影。もはやその輪郭が細かいところまではっきりと捉えられるようになる。

 霧を抜け、すぐ前に現れる彼の姿。幻想かもしれないと、期待と不安が入り混じる。フィリリアは彼の耳の後ろの髪へ手を伸ばす。指先に触れたダークブロンドの髪は少し乾燥していた。彼の言う通り、髪が伸びた形跡はなく、耳にかかるよりも短い。毛先を撫でると、傍にある彼の瞳が柔らかに微笑む。幻なんかではない。

 よれたシャツは上のボタンが取れ、傷痕の残る肌が覗く。靴先に被る土埃は彼が日々森の中を彷徨う証跡だった。

 くっきりとした紫の瞳には霧がかかり、白に濁る薄い色へと移ろう。凛々しく上がった眉とは対照的に、彼の目は優しい形を描いていた。


 互いの瞳に映るのは、これまで霧に隠され続けてきた素顔。

 息を止めるネーベルが声を出すことはなかった。代わりに表情一杯にフィリリアに対する情愛を表していた。

 フィリリアの胸元までかかる髪は湿気を帯び、所々にうねりが見える。彼女の髪はもともと穏やかな淡い水色だ。けれど守り人としての能力が高まるたびに、髪には白が侵食し、今や白の中に水色が溶けてまだらに混ざっている。ネーベルの視線が髪に向かう。あまり見られたくなくて、フィリリアは僅かに顔を下げ視線を逸らす。

 彼女のひけ目に気づいたネーベルはそっと彼女に顔を寄せ、額を合わせた。

 すぐそこにある彼の瞳を見上げ、フィリリアは両手で彼の骨ばった手に指先を絡める。


「──会いたかった」


 彼の手を包み込むように握りしめ、フィリリアは色素の抜けた灰色の瞳を緩ませ微笑んだ。彼の存在を噛みしめる真綿の声は、一つの感情しか纏わない。

 ネーベルも彼女と同じ気持ちだと伝えるためにこくりと頷く。彼の頭の重みを額で受け止め、自然と彼女の目元には涙が滲む。

 フィリリアが重みから額を離すと、再びネーベルと目が合う。

 呼吸を止めたままの彼の顔に僅かに歪みが見えた。彼はそのことに気づかれぬように笑みで誤魔化そうとするが、フィリリアが見逃すはずがない。

 フィリリアはそっと背伸びをし、改めて彼に顔を近づけていく。

 自分よりも頭一つ以上背の高いネーベル。身体を支えようと、繋いだ手に彼女の力がさらに加わる。彼女の唇はそのまま迷いなく彼の唇に重なった。

 ネーベルはフィリリアが転ばないように身を屈め、柔らかな呼吸を享受する。

 彼と自分の鼓動が重なり合い、共鳴しているようだった。

 フィリリアは血液を渡って全身を巡る熱情と、彼の冷たい体温が一つになる感覚を覚える。

 温もりを絡め、二人の指先は冷気を蒸発させるほどの熱を帯びた。

 静寂の霧中。フィリリアはただ二人の心音に耳を澄ませる。


「これ以上は危険。あなたの息が尽きてしまうわ」


 唇を離したフィリリアはネーベルの艶麗な瞳を見上げて微かに顔を震わせる。

 彼の表情は先ほどよりも生気を取り戻していた。しかしこの場は生き延びることを赦されない空間。フィリリアは身が切り裂かれそうな恐怖に耐え、彼の手を放す。

 瞬きもなくフィリリアのことを見つめるネーベルは、後ろ髪を引かれる足取りで後退していく。

 彼の輪郭がぼやけ、見慣れた影へと移ろう。

 フィリリアもゆっくりと霧の外へ足を向ける。時折霧の中を振り返り、彼の無事を祈りながら。


 霧の外に戻った時には、つい一歩前のことが嘘のように目の前を悍ましいほどの霧靄が塞ぐ。

 フィリリアははらはらとした心持のまま彼の影を探した。

 どうか再びその声が聞けますように。

 彼女の祈りが限界まで高まる時、ようやくか細い彼の声が聞こえてくる。


「ずっと、フィリーの息を吸って生きていければいいのに」


 まだ息苦しそうなネーベルの声。フィリリアの縮こまっていた心臓が少しずつ広がっていく。


「そんなの無理でしょう」


 彼のふざけた冗談にフィリリアは思わず笑みがこぼれる。


「──大丈夫? ネーベル」


 ネーベルの咳払いが聞こえ、フィリリアの表情には瞬時に危惧が浮かぶ。


「ああ。大丈夫」


 もやもやと立ち込める霧の向こう。ネーベルが地面に座り込んでいる様子が見えてきた。彼の右手が軽く上がり、手を振っている影にフィリリアはほっと息を吐く。

 けれど頭は項垂れ、ぐったりしているようにも映る。

 霧の内側は囚人を逃さぬよう外に行くにつれ空気がなくなる。あの場所に現れた彼の身体は極限まで追い込まれていたはず。


「ネーベル。無理はしないで。わたし──」


 フィリリアの声が憂いに満ちた。

 すぐそこにいた彼の姿がもはや幻のようだった。指先に残した彼の温もりだけが、その瞬間が嘘ではなかったことを伝えてくれる。


「フィリー。君の髪、すごく美しいね。思わず見惚れちゃった」


 ネーベルは地面に座り込んだまま朗らかに笑う。


「そんなこと……」


 フィリリアは自らの髪を手櫛で撫で、恥ずかしそうに口を開く。


「……──俺を見て、失望した?」

「え……?」


 髪に添えた手を離し、フィリリアはネーベルの珍しく不安な声に目を向ける。


「俺は犯罪者だ。影で見て、声で聞くのとは違うだろう。霧で誤魔化せても、君の前に出れば俺はただの囚人。失望しても無理はない。俺は君の希望に相応しくない人間だから」


 ネーベルが自らを責める言葉を遮るようにフィリリアの声が轟く。


「そんなことない! ネーベル。あなたは変わらない。わたしにとって、あなたはただ一人の存在なの。あなたに触れた時、あなたの言っていた意味が分かった。心臓が動き出すって。それに、わたしだって、あなたの思うような人じゃないかもしれない」

「フィリー。何を言うんだ」


 ネーベルは地面に手をつきながらゆっくりと立ち上がる。フィリリアは彼の一挙手一投足に目を奪われた。


「フィリーが見えた時、俺の頭が一気に冴えた。ただ君のことを瞳に映していたくて瞬きすら惜しかった。君にはもう二度と会えないだろう。優秀な君がいつまでもこの場にいるわけないから。いつかフィリーはここを出ていく。でもそれでいい。俺の希望は誰よりも輝いていると知れた。その事実だけで十分だ。君の手に触れた時、俺はこの先何千年の苦痛にも耐えられる力を貰ったから」


 フィリリアの瞳にはネーベルの笑顔が蘇る。

 空想ではない。それは正真正銘、彼の眼差し。


「ありがとうフィリー。俺の恐怖を消し去ってくれた。魔術師に感謝だな。俺が生きる意味はここにあった──いくら旅をしても見つからなかったのに。君の笑顔が俺の全てを満たしてくれる。これで俺の希望が奪われることはない──君以外の人間には」

「奪うわけない」


 フィリリアは首を横に振って霧を晴らすような凛然とした声で答える。


「ネーベル。わたし、あなたの話が好きって、前に言ったと思う。でも、本当は、わたしが好きなのは──」

「フィリー」


 穏やかな声が彼女の言葉を止める。


「駄目だよ。君は、幸せに向かって歩かなきゃ。俺のことなんて踏みつけていい。君は囚人じゃない。夢を忘れるな」

「……──ネーベル」

「ほら。また彼が来てしまうよ? 彼はなんだか勘が良さそうだ。今度は誤魔化せないかもしれない」


 ネーベルは声色を変えてからからと笑う。


「囚人と守り人。俺は仕事中の君たちにちょっかいを出すくらいでちょうどいい」


 ネーベルに促され、フィリリアは不安定な足取りのままバケツを手に取る。

 彼の方を振り返っても、彼は早く戻りなさいと言わんばかりの毅然とした姿勢のまま彼女の動向を見守っていた。

 フィリリアが帰路に足を踏み出した時、霧の中から風に乗って息づかいが崩れていく音が聞こえた気がした。

 しかし彼の姿を探しても、もうその痕跡すら見つけることが出来なかった。



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