第46話
先程のマークが何なのかを考えていると、また分かれ道と看板があった。
エレベーターと、四角に丸が入っているマークが別々の方向に描いてあった。
「これ本当になんだ? 何かあるのか? まぁ、とりあえずエレベーターの方に行って疲れ取ってから行くか」
何か起きたら嫌だしな。と言ってからエレベーター方面に行く。
そしてエレベーターの姿が見えてくると廣谷は安堵のため息を吐いた。
エレベーターの中に入り1階のボタンを押す。エレベーターは上に向かって上昇していき、1階です。と無機質な声が響いた。
そこで廣谷はシロに乗り、スライムを触りながら部屋に戻るようにシロに言った。
「はぁぁ……疲れた」
深いため息を吐き、スライムを伸ばす。みょーんと伸び廣谷は「ははっ」と笑う。
部屋に戻るまで人とすれ違うことなかった。時間を見ると0時を回っていたため、もう深夜だからすれ違わないのか。と廣谷は納得した。
部屋に戻り、廣谷はさっさと寝る支度をしてからベッドに寝転んだ。
疲れが溜まっていたため、廣谷はすぐに意識を落とした。
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782:名無しの探索者
あの事件、あの後なにもなかったね。
てっきり第二波が来るかと思ってた。
783:名無しの探索者
第二波きたらやばいんすわ。
第一波レベルの規模が来たらもう「死」です。
784:名無しの探索者
何も起きてない日々にありがたいって思ったの初めてかもしれない。
785:名無しの探索者
わかる。
平和ってこんなによかったんだって、思ったね。
786:名無しの探索者
というか、政府まだ犯人分かってないの?
787:名無しの探索者
あれはわからんだろ。
能力が使われた可能性は高いだろうけど、この時代、どれだけ能力者いると思ってんだ?
似たような能力者がいるから一人に絞るのは無理でしょ。
犯人わからんだろ。
788:名無しの探索者
たし蟹。
この能力が使われたって分かればいいのにね。
789:名無しの探索者
政府が能力は分かっていても、能力内容は深く分かってないから、これが使われたってのも分からんのだろうね。
790:名無しの探索者
そんな!
791:名無しの探索者
まぁ、個人情報みたいなもんだから犯人わからんのも仕方ない……?
792:名無しの探索者
分かってたらもうその日のうちに犯人捕まってるんですわ。
793:名無しの探索者
それはそう……。
794:名無しの探索者
犯人がまだいるってのは怖いなぁ。これなら能力じゃなくてダンジョンの何かが作動してーの方が安心できる。
795:名無しの探索者
それはそれで安心できなくない????
796:名無しの探索者
どっちにしろ安心できないなの!!!!!
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