Lost of Eden

はりまる

第1話

第5次世界大戦直後から現実にモンスターと呼ばれる敵が現れる様になった。

何処国がばら撒いたウイルスが凶悪化し、手を焼く様になっていった。

ウィルスが感染した動植物は異様なスピードで増殖し、人類も4分の1程になってしまった。

人類はほとんど国所有のシェルターと言われる場所で過ごしていた。

大戦から50年経った頃、ウィルスに感染しても凶悪化しない子供たちが産まれ始めていた。

その子供たちは他の普通の子供より身体が強いため、対ウィルス兵器として育てられていった。

その育った兵器たちを“セイバー”と呼ぶようになった。

特に日本で強力な兵器を7大兵器と呼ばれている。

「元気でね」

その言葉が頭で反芻する。

『せいれーつ!』

怒号が聞こえ、定位置に着く。

『今日からお前らは野に放たれる!1ヶ月後生きて帰ってみせよ!』

シェルターを出て、荒廃したこの世界でウィルスの殲滅を目指す。

「よう、これから頑張ろうぜ」と話しかけられる。

こいつは能天気な相棒ベイカー。海外の血が混ざっているのか割りかし綺麗な顔立ちをしている。身長は185cmもあり、他のセイバーにも人気がある。

そういう俺は身長が178cmでバリバリの日本男児である。はず。

顔は悪くないと思うもののベイカーのおかげでサブ的な役割に収まっている。

そうしてもう一人、寡黙なセイバーがもう一体。

「ほら」

仕草や顔立ちがいいものの言葉数が少なく不思議な雰囲気なレイン。

身長は173cm、こいつも海外の血が入っている白人美女。

この3人制で常に動かなければならない。

ベイカー「どこに向かわなきゃいけないんだっけ?」

レイン「新東京に1ヶ月以内」

ベイカー「っていうとソルカーで移動だな」

レイン「あれ」ソルカーが既に用意されており、その方向を指差す。

日が出ている間しか動かないバイクのようなものである。

燃料が採れにくくなったための苦肉の策だったりする。

ベイカー「おい、ゼノ行くぞ」大剣を背負い、ソルカーに跨る。レインも双槍を腰にかけている。

ゼノ「あぁ、今行く」双剣を腰にかけ、急いでソルカーに乗り旅立つ。

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