はじめまして。自主企画様よりお邪魔しました。
お話はよくある転生ものではありますが、丁寧に書かれる物語は、とても綺麗な印象を受けました。
描写も分かりやすく、とても読みやすく、物語に惹かれたところで、回想シーンなどが織り込まれているので、スムーズに流れを作られていると思いました。
雨女と虐げられてきた雫音が、死を選んだ決定的な事柄があったら、もっと印象付けることができるかな、とも思いましたが、物語自体は面白いと感じました。
ただ、あらすじにこれと言ったインパクトがなく、本文まで導くことが出来ていない可能性があります。

『「雨女」そう呼ばれることに疲れた私は、橋の上から身を投げた。そして何もかも終わるはずだったのに、気が付けば、乙女ゲームの【霖雨蒼生の姫君】の世界に迷い込み、四つの国で私を巡る陰謀が……。
「そんなに死にたいなら、俺が殺してあげようか？」
死にたいと願う雫音の「雨女」という能力が、世界に与える影響とは？　そして、本当に乙女ゲームへ転生してしまったのか？　その答えはきっと愛へと繋がっていく』

↑みたいな、何かを予感させるようなあらすじを考えてみてもいいかもしれませんね。
素敵な物語を読ませていただき、ありがとうございました。