　皆を公園まで送り、別れた後僕は家に帰った。

　家に帰ると、さっきまで僕の部屋で屯（たむろ）っていた奴らはいない。当たり前なんだけど、僕は些（いささ）か悲しみを感じた。ただ、明日学校でまた会えると思うとそんな気持ちは晴れた。

　さっきまであんな思考に陥（おちい）っていたのがまるで嘘のように感じられた。

　一時間後くらいだろうか。僕は夕飯を食べ終え風呂を済まし、部屋でパソコンと睨めっこをしていた。

　昨日できなかったプログラミングの続きをしている。新しい参考書を買ったため、昨日よりは進んでいてプログラムは組める。しかし、難しいことに変わりはないので捗ってはいない。

　まあ、今日はあと二時間くらいあるし慎重に組んでいこう。この方式を採用したのが初めてだったため進みは遅いが、他のところはできると思うからとりあえずここは時間をかけてでも完成させようと思った。

　翌日、学校に行くと優のネット力があらわになった。

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