第3話 9月の第4木曜日
3回目のバスでも会えた。
日比野もオレとのバスに慣れてきたのか、自分から先に乗っているオレの元へとやってきた。その笑顔に少しでもオレのことを考えていたのかもしれない、と柄でもない馬鹿な思想が頭を支配した。
この日、日比野と何を話したのかあまり覚えてない。
ただアプリなら3回目のタイミングで告白するのがベストだと思うと、今なのかあと、馬鹿みたいなことを考えていた。
飲みに誘っても良かったが、バスのこの時間が特別でなくなるような気がして、言い出さなかった。
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