第十八話 ゴールドマンという男
我が名はゴールドマン。
金の男と言う意味だ、最強の男を目指している。
目立ちたいからゴールドマンにした。
彼の本名は金田智紀(かねだとものり)19歳。
浪人生だ。
正直言って馬鹿だ。
だからなのかヒーローに憧れている。
だからなのかモンスターが現れたので最近謎の洞穴で拾った剣でゴブリンを倒した。
空手も習っているので(通信空手だが)なかなかに腕っぷしも強い。
ダンジョンを探していたが、なかなか見つからない。
都会の隠れ家っていう感じの闇の商人(ダークエルフ)が隠したダンジョンを見つけた。
「ダークエルフ!?」
「お兄さんダンジョンは初めて? ちょっとだけ試しとく~?」
「入場料はいくらだ?」
「一日五千円でどう? 安くしとくわよ~~~」
「入った~!」
そうしてダンジョンに入場することになった。
前の剣は取り上げられてしまったからダークエルフのお姉さんにこん棒を借りた。
一回千円という価格。
安いのか高いのかは不明。
でも借りないと武器が無い。そうしないといけない。
そうして最初の敵は兎。
一角ウサギ。丁重に相手をする。
殴ると飛ぶ。そして潰れた。
消滅する。光の粒子となって消滅した。
この程度か。弱いな。もっと強い敵とかいないのか。
だがゴールドマン、次の一角ウサギの突撃攻撃をもろに喰らう。
「グワッ!? いってえ……」
だがどうしてもこん棒で撃破した。
一階層をなんとなくで攻略した。
余裕ではなかった。一角ウサギは結構痛かった。
ゴールドマンはユニークなスキルを欲しがった。
現在保有しているスキルは剣術と拳術のみ。
ユニークなスキルが欲しかった。
だってこういう時主人公はユニークスキル貰えるじゃないの??
だから俺は頑張った。
そして五階層のボスを倒した。
【五階層ボス撃破。ユニークスキル『ゴールドフィーバー』を獲得した】
ほっ!? ユニークスキルゲットしたああああああああああ!!!!!
ユニークスキルだぞ!?
ユニークなスキルだぞ!?
ラッキーだな。
ゴールドフィーバーの概要。
ゴールドマンの格好でモンスターを倒すとドロップアイテムが二倍貰える。
なんだと!? ゴールドマンというと俺の憧れのヒーローの姿だ。
ドロップアイテムが二倍。
すなわち二倍金を稼げるからゴールドフィーバーなのか?
早速着替えて倒すと六階層からゴブリンが出るが、ゴブリンの歯が二倍落ちた。
すげええええええ。
やったぜ。
でもこれダークエルフの姉ちゃんが買い取りしてくれるのかな?
外に出てダークエルフの姉ちゃんに聞くと買取所はあっちにあるからそこに行ってだって。
行くとイルマという小悪魔族が商売をしていた。
「ダンジョン産アイテムなら何でも買うよ」
「じゃあこれお願いします」
「兄さん多いね」
そして四万ぐらい買い取ってもらった。
俺の序奏はまだ始まったばかりだ。
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