第十六話 魔法少女の少年は夢を追う

「いってえ……」


 なんか落ちた。


 穴に落ちちゃったようだ。


 凄く暗い。


 進んでいるとなんか一角ウサギに遭遇した。


「なんだよこいつ!? なんで襲ってくるんだよ!?」


 仕方ないので蹴りつける。


 すると死んだウサギが。


【モンスターを撃破。スキル『魔法少女』を獲得しました】


 はっ!? なんだよこの声は?? 変な声が聞こえた。


 そういえばダンジョンが日本に出現したから早く家に帰る様にと先生が言ってたな。


 でもモンスターを倒したらスキルを獲得できるなんて知らなかったぞ?


 でも僕男なのに魔法少女ってなんだよ!?


 これでも十三歳なのに、魔法少女って何!?


 どんなスキルなの?


 試しに魔法少女って念じてみる。



 するとステッキが空中から出てきた。


 なんだこれ? もしかしてこのステッキを使えってこと?


 ステッキを握る。


 すると僕の中の魔法少女って日9とかの魔法少女だよね。


 そういうのを想像した。


 すると僕の姿が変わる。


 一瞬で魔法少女になっちゃった。


 なんだこれ!? なんだこれ!??

 フザケンナ!! かっこ悪いぞ!!! 男だぞ僕は!!!


 でも装備も無しにこの空間にいるのは怖い。


 そしてまたもや兎が出てきた。


 兎を蹴る。


 今度は一発で倒せた。


 筋力が上昇している?


 魔法少女になったからか?


 そうして進んでいくと大きな扉が。


 デカい兎が出てきた。


 仕方ないので殴る蹴る殴る蹴るを繰り返していたら倒せた。


【第一階層ボス撃破。スキル『魔法少女革命』を獲得した】


 どんなスキル~? どうやら魔法少女の付属スキルのようだ。


 革命中は筋力がさらに二倍になるようだ。


 でも五分後に二十秒のクールタイムが出て動けなくなった。


 これはかなり使いどころのあるスキルのようだ。


 そして二階層の階段を見つけたと同時に転移の祭壇を見つけた。


 地上に戻ってこれた。


 そこは洞穴のようなところだった。


 なんで通学路にこんなもんが!?


 とりあえず家に帰ろうそうしよう。


 このステッキ消すことできるのかな?


 消えた。衣装も消えた。


 不思議なことが多すぎだ。

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