実家にガチャが来たそしてダンジョンが出来た ~スキルを沢山獲得してこの世界で最強になるようです~
仮実谷 望
第一話 家にガチャが来た
は~今日も疲れたな~
俺の名前は福引弘樹(ふくびきひろき)。
33歳のフリーターだ。
今日もお弁当工場でお弁当を作ります。
バイト先のおばちゃんはいつも愛想が良い。
すでに4年目の俺もお弁当工場でなかなかに技術を身に着けている。
一日朝の10時から夕方の5時まで6時間も働いているけど体はいたるところ丈夫だ。
ただいつも通りのつもりだが機械の調子が悪い。
機械を弄る能力は無いので機械いじり専門の部署に連絡する。
そしてなんとか機械が治る。
今日も疲れた。
家に帰るとネットを開く。
そしてネットサーフィン。
まとめサイトとかなろうを見る。
なろうの小説は神。
無料で色々な小説が読めるのだこれほどの快楽は無い。
そして色々な小説を読んだらご飯を食べて風呂入って歯磨きして寝る。
その繰り返し。
音楽とかもアニソンからJPOPとか色々聞く。
しかしそれでいいのか。
なんとも言えない生活だ。
俺も33歳だ。そろそろ恋人ぐらい欲しい。
なお今まで経験が無いのでつまるところ童貞である。
お弁当工場では出会いが無い。
いつも行くところはゲームセンター、ボーリング場、バッティングセンター、お風呂屋さん、行きつけのラーメン屋さん、カラオケ屋、マンガ喫茶などである。
茶目っ気が無い。
ぶしつけながら女の人と出会う機会が無い。
でもそれよりも気になることがある。
いつも行くゲームセンターでいつも同じ女子。
女子と言っても20歳より若い私服だけど高校生ぐらいかな? 大学生かもしれないけどゲーセンでクレーンゲームをいつも熱心にしているぼっちの女子がいる。
凄く可愛いので目立ってしまう。
話しかけたことないけど俺が話しかけたら犯罪だしあっちから話しかけてくることもない。
ただ常連なのか隣同士でプレイしたことがある。
そんな顔見知りと言っても良いのかわからん微妙な関係の女子がいる。
もはやストーカーです。
後は同い年じゃないけどお弁当工場の同僚のフリーター仲間真希ちゃんという女性。
26歳なんだがたまに話をする。
「福引さん彼女いないんですか~」とか「私ようチューブで食べ物系の動画しかみないんですよ~」とかたまに話を振ってくるがそのくらいだ。
俺に気があるとは言えないたぶん。
とまあ長々と女性関係を暴露する俺だが特に気になる女性がいるわけじゃない。
そしてなろうで小説を読み漁っていると間違って広告を踏んでしまう。
そして謎のガチャガチャの機械が映ったサイトに来てしまう。
ガチャガチャ?? なんだろうこれは?
不可思議なサイトだ。
試しにガチャれるから回してみた。
するとはずれ。
なんだよはずれって。
【本物のガチャが引きたいですか?】
なんだそれもちろんはいだ。
【ならばお届しちゃいましょう】
すると光が放たれるそしていつの間にか俺の部屋にガチャがある。
なんんだこれははははははは!???
どういうことだ!?
そんな不可思議な現象が発生した。
サイトはいつの間にか消えていた。
でも説明書がついていた。
一万円入れるガチャれる。以上。
なんだそれは!? どういうことだってばよ。
あまりにもとんでもない出来事に俺は異常事態を宣言した。
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