【2023年9月24日】怪談作家兼オカルト系インフルエンサー輪廻Qが個人サイトにて公開した記事

 【謝罪しなければならないことがあります】


 今回の記事についてですが、先日、私が阿佐ヶ谷ロフトAにて主催し、物議を醸して中止となったイベント『解を求めれば怪に吞まれる』についての謝罪ではありません。

 正確に言うとそういった側面もありますが、


 私、輪廻Qは、これまで小説、ネット記事、映像と、様々な媒体で多くの作品を作ってきました。

 そのすべては、デビュー作である『ユウナの呪』から始まっています。

 そして、私の作品群を追ってくれた方なら分かると思いますが、これまで作ってきた作品はすべて世界観を共有しています。ネット上では輪廻Qユニバースという言葉が使われていましたが、正にその通りです。

 あの作品のあれとこの作品のこれが繋がっている。読者の方々に、そういう風に楽しんで頂けるように作品を


 ごめんなさい


 私、輪廻Qのデビュー作である『ユウナの呪』は、オカルトサークルに所属していた〝りんね〟という人物が、サークル仲間であり親友である〝ユウナ〟が自殺した理由が同サークルの先輩に強姦されたからということを知り、復讐の為に偶然知っていた民間伝承に基づいてネット上に呪いをばら撒き、最後には世間に広めたことで呪力が増した呪いがその先輩に届いて、呪い殺すことに成功し、復讐を遂げる、というあらすじでした。

 当時、大学生だった私はその一連を、最初は匿名掲示板のスレッドに書き込むことから始めて、Twitterにアカウントを作ったり、YouTubeに動画を上げたり、架空のサイトを立ち上げたり、はたまた実在する建物の廃墟に痕跡を残したりと、様々な方法で、主にネット上に謎をばら撒き、SNSを主体とした第三者の考察によって完成するホラーという手法で作品を作り上げました。

 その一連の活動が出版社の目に留まり、『ユウナの呪』はモキュメンタリー調のホラーミステリー小説として書籍化することになりました。

 モキュメンタリー。

 セミフィクションやフェイクドキュメンタリーという言葉も同意義で用いられますが、虚構の物語を真実であるドキュメンタリーとして構成する手法のことです。

 『ユウナの呪』は、モキュメンタリーホラーとして謳われ、売り出されました。

 でも、それは違います。

 『ユウナの呪』は、半分が虚構、半分が真実で構成されているのです。

 私はこれまで受けてきたインタビュー等で、「作品には実際に起きた事件を題材にしたものもある」という発言をしてきました。それは、「現実かフィクションか区別がつかないように、リアルな恐怖を味わってもらう為」だと


 ごめんなさい


 『ユウナの呪』の真実の部分は私が愚かなことだということです。私は愚かでユウナに酷いことをしました。酷いことを言って酷い嘘を言ってユウナを騙して酷い目に遭わせてごめんなさい本当に悪いことをしました。 ユウナの気持ちに気付いて嫉妬してなんでなのってどうしてなのっておもって


ごめんなさい 当時 わたしは、


  ある日ユウナと会話していて知りました ユウナが先輩のことが好きだと 実は私も好きなんだとは打ち明けませんでしたけど酷いと思いましたユウナは容姿に優れていて文学のセンスもあって成績もよくて期待されていて私には手が届かないほどで

私みたいな凡人と友達になってくれたのもどうせ引き立て役を傍に置いておきたかったんだろうとおもっていました だから先輩が好きだと言われた時は私からそこまで奪う気なのかと何もかも持っていく気なのとおもいました

  だから先輩に嘘を言いました ごめんなさい

 その時には既にいnい先輩が実は酷い人間だと女性関係にだらしないクズのような人間だと知っていました だから私の想いなんてものは嫉妬心なんてものは消え去っていました でもそれっでも私はユウナにひどい目に遭ってほしかったのです だから先輩がくずのような人間だということをだまっていました 先輩をそそのかしてうそを言ってあの子ならめちゃくちゃにしてもいい逆にそういうのが好きなタイプだからって嘘を言ってひどい目に遭わせましたごめんなさいごめんなさい

だからユウナが自殺したのも先輩が酷い人間だったのもしんじつですけど

ゆうながしんだのは

それはわたしのせいなのです



    わたしはユウナが死んでいい気味だとおもいました 悲しいなんてうそです嘘を書きました まさか自殺なんてとはおもったけど驚いたけどかなしくはありませんでした わたしはそれほどまでにユウナのことが憎かったのです死んだのに死んでもなお憎かったのです

だからわたしは『ユウナの呪』をかくことにしたのです不謹慎にも その頃からわたしは趣味で小説を書いていたからその題材にしてあの子の死をネタにしていい原案ができたと思って利用してやって弄び続けてやろうと思ったのです死体を蹴るように蹴り続けるように うんよく警察に見つからずにすんだ証拠であるおんせいをユウナのゆいごんをいじくって改造して呪いの音声みたいに加工してt

 どんな手を使っても

どんな形であろうとも それがたとえ

  現実に起きた出来事とはかけ離れたものでも


それを広めて広め続けることが



 それが、 わたしなりの  ユウナに対する復讐だったのです



   中止になったイベントやデビュー以降発表してきた作品に『ユウナの呪』の要素を取り入れていたのはいやいつまでも引きずって擦り続けていたのもそれがわたしなりの復讐だったからですごめんなさいユウナに対する逆恨みで広めれば広めてやるほど私は溜飲を下げていましたユウナの死を弄び続けることができたからですそれがわたしなりのふくしゅうだったからで途中からは酔っていましたまるでユウナ本人があることないこと噂されているみたいで楽しくてほくそ笑んで楽しんでいました 中止になったイベントの噂されていた第七の怪のおんせいの子供の声も強姦されたユウナがもしこどもを妊娠していたらという下劣な妄想から構そうしましたごめんなさい



  だから 、

りんねきゅうユニバースなんて大層な言い方をされていたけれど考察の余地を残して不明瞭な部分が多い方が良いだとかそれこそが恐怖だとかいうのは建前で作品を作り込まなかっただけでそもそも人を怖がらせようなんていいほらー作品をつくろうなんてことは微塵も考えていおませんでした私を突き動かしていたのはひとえにユウナへの復讐のためでしたその一心で作品を作り続けていたのですごめんなさいごめんなさいごめんなさい


 なぜこんなふうに急にみなさまにしゃざいをしているのか ぎもんにおもわれるかたもおいるかもしれません


それは、

わたしのそばにユウナがいるからです


じつはユウナはほんとうに呪いをかけていたのですわたしに対して これはついさいきんというか昨日知ったことで このあいだからしていた耳鳴りもそうで肩がひどく凝っていたのはユウナがずっとわたしにだきついてだきすくめていたからだったのでみみなりがしていたのはみみもとでずっとささやかれつづけていたからで今もそうです ずっと口をふさがれていてひめいをあげることもできませんn


  ごめんねゆうな、ごめんねごめんね


言われたとおりにほんとうのことをこうしてせけんにたいして書いているけど許してなんかくれないよね わたしひどいことをしたから


ねえゆうな もしかして ずっとあの日からしんだときかr ずっとわたしのそばにいた の?


わたしのことをすぐにのろいころさなかったのはくつbみとかいうのろいのやり方がただしい方法じゃなかったからなの?それと も わたしのことをみのがしてくれてたの?いいかげんにしてって言ってるってことhあ

あのいべんとでゆうなのことをひきずって擦って続けていなかったらゆるしてくれていたの でもわたしが未だにユウナのことをネタにしてたのしんでたからしびれをきらしtの? そうだったらすぐにのろいころしてくれなくてありがとう ごめんねごめんなさいごめんね

そうだったとしたらやさしいねゆうなはむかしからやさしかったからわたしみたいなにんげんんいも


でも


やっぱり 、


べろを持っ ていくだけじゃゆる してくれないんで しょう?


ごめんねもうことばにできないけどだからこうしてぱそこんにうってひつだんみたいにしているけど




ごめんnね

ほんとうに  ごめんね




















うん


















うん























そっか




















わかった


















やくそくしたもんね




























ごめんね










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