これまでと、これから
◆ 【秘書:ルテオラ・忘却の歴史】 ◆
――――過去、ルテオラには数多くの英雄が居た。その者達はメルティス教会の強硬派の秘匿、隠蔽、虚偽の情報の流布により、忘却の彼方へと葬り去られた。しかし、我々は彼らの活躍を忘れない。忘れてはならない。彼らあってこその我々、今という未来があることを。ここに、彼らの正しき歴史を残す。どうかこの書が、真に正しき者へと渡ることを祈って。
【絶氷のワーロック・ルテオラ】
ワーロックは聖王ルテオラ2世の弟としてこの世に生を受けた。強大な魔力は兄をも凌駕するほどであったが、ワーロックは知識豊かで温厚な兄を慕い、王位は兄にこそ相応しいとして自らは宮廷魔術師師団長の地位に就いた。過去のルテオラの中でも特に栄えていたのはこの2世が統治していた頃のルテオラと言われており、知識豊かな2世の政策は国民達にも広く受け入れられ、平和な時が十数年続いた。
しかし、ルテオラは――――栄えすぎた。その繁栄を良く思わなかった他国による侵略により、ルテオラと周辺の町や村は幾度となく被害を受けた。鉱山も一部略奪され、国力を著しく削がれることとなった。ルテオラ2世は交渉と舌戦によりなるべく血を流さぬようにと事を進め、国力の低下を防ぎつつ力を蓄え、一気に奪還するという作戦を立てていた。それが破綻したのは、他国との交渉の席で口をつけた盃に、毒が仕込まれていたことが発覚した瞬間であった。毒の発覚、すなわちそれは2世の死ということを意味している。
ワーロックは2世の訃報を耳にするや否や、宮殿を飛び出した。飛び出した先は、兄が眠るメルティス大教会。棺桶を開き、兄の遺品である王冠と杖を手にし、彼は怨嗟の咆哮を上げ――消えた。
その後、ルテオラ周辺の村や町からは次々と同様の報告が上がるようになった。侵略者が葬り去られた、解放された、救われたと。そう、ワーロックである。ワーロックはルテオラへと侵攻を仕掛けた兵を、隊を、軍を、次々と屍に変えていった。だがしかし、ワーロックは幾多の戦場を駆ける内に徐々に正気を失い――――そして遂には、目に映る者全てが侵略者にしか見えなくなっていた。
聖王国ルテオラの守護者にして、絶氷の怪物……ワーロック。メルティス教会は彼が化け物になってしまったのを知りながらも彼を称賛、美化する為に『聖戦士』と認定し、彼はルテオラのメルティス教会にて最高位の聖職者として祀られることとなった。しかし、彼はもはや目に映る者全てを屍に変えてしまう恐ろしきモンスターである。悲しいかな、これを討伐しなければこの国に未来はない。どうか彼に、もうルテオラは救われたと、侵略者はもう居ないのだと、彼に引導を渡して欲しい――――。
【純白の黒姫、コルダ・ルテオラ】
聖王ルテオラ2世の末娘として生を受けたのが、美しき純白の黒姫、コルダ・ルテオラである。2世の血に眠る力を強く受け継いだのか、ワーロック同様に強大な魔力を持って彼女は誕生した。しかしそれは教会に敵視されていた能力――――魔剣錬成という能力として発揮することが出来る魔力であった。当然2世はコルダの力を隠し、コルダを他の兄弟達とは離して育てることにした。
彼女が12歳の時、2世は命を落とした。この時初めてメルティス教会はコルダ・ルテオラという存在を知ることになるが、すぐには手を出せなかった。コルダの兄達による厳重な警護により、教会はコルダに接近することが出来なかったのである。
ワーロックが狂い出したのは2年後、コルダが14の時である。この時からコルダはワーロックを止めなければならないと悟りながらも、まだワーロックに力は及ばないとして歯痒い思いをしていた。そんな時、コルダが出会ったのがワーロックの古巣である宮廷魔術師副師団長、ワーロックの右腕であった女性である。コルダはこの副師団長に自分の思いを伝え、何度か拒絶されながらも遂には『ワーロックを撃退するための特訓』を受けられることとなった。その特訓の光景を見た周囲の人間からは『まるで蹂躙、一方的な殺し。寸でコルダ王女が生き延びているだけ』とまで言われるほどの恐ろしい特訓であったと言う。
――――2年。コルダは副師団長に遂に認められ、ワーロック討伐へと繰り出した。この頃にはルテオラは極限の物資不足、諸外国との国交が完全に遮断され、厳冬のルテオラで採れるか細い食料を食いつないでいる状況であった。コルダのワーロック討伐は多くの国民から期待されていたが、同時にメルティス教会からは『悪魔から授かった悍ましい力』『聖戦士ワーロックを殺したのであれば異端者として破門とする』などと散々な言われようであった。
コルダは激闘の末、ワーロックを討ち果たした。遺品である2世の王冠、そして杖を持ち帰ると、国民からは英雄として大々的に称賛された。しかしメルティス教会は総本山であるルナリエット王国から教皇代理を召喚し、コルダを『聖戦士殺しの大罪人』として天罰執行を決定。だがこの天罰は執行されることはなかった。ワーロックとの激しい戦闘により消耗していたコルダは、ルテオラに帰ってくることが限界だったのだ。聖王ルテオラ3世は『死者を裁くことは神のみに許される行為。死者に天罰を下すような愚かな行為、まさかするはずがないであろう?』と教会へ遺体を引き渡すことを拒絶。その後、コルダは兄達と副師団長によってヒッソリと、その遺体を埋葬され――――彼女は歴史の闇の中へと埋もれることとなった。
蛇足だとわかっているが、敢えて書かせて貰おう。ありがとう、ルテオラは貴方によって救われたのだ。コルダ・ルテオラに心からの感謝を。そして安らかな眠りがあらんことを。
【元・宮廷魔術師副師団長、現師団長、カーミラ・ヨハンナ・コーディリア】
彼女の出生などについては詳しいことはわからない。その美貌は人々を魅了して止まないが、しかして同時に彼女が見せる冷酷さは、ルテオラの猛吹雪が暖かく感じるほどである。
彼女についての記録をつけ始めてから、我々はとあることに気がついた。彼女は――――歳を取らない。それだけの美貌なのかと言えばそうなのかもしれないが、全く年老いる気配がないのだ。麗しの銀の髪、爛々と輝く射殺すような紅色の瞳、長身で、鎧姿からでもわかるほどの見事な容姿。この美女の容姿が、2世が王の座についた頃から3世が退くまで、全く変わっていないのである。
いや、厳密に言えば変化があった。変化があったのはコルダ・ルテオラが死した後からであろうか。彼女の猛吹雪よりも恐ろしいオーラが、厳しい冬の夜ぐらいまでは弱まった。だがそれと同時に、宮廷魔術師団の訓練が厳しくなったという話も聞いている。彼女が師団長として存在していた頃の魔術師団が、恐らく歴代最強だったのではないだろうか。
そんな彼女が師団長を辞め、突如姿を消すことになったのは4世になってから暫く経っての頃だった。調べたいことがある、ここに居てはそれが出来ないとして、彼女は突然姿を消した。我々の同志が意を決してその内容を尋ねたことがあるのだが、その時彼女が残した最後の言葉をここに記し、カーミラという謎の女性についての記述を終えようと思う。
――――乙女の、秘密です。
【王国最強の聖騎士、ルテオラ解放軍リーダー、フリオニール】
彼は孤児であった。誰が産んだのかもわからない。いつそこに置かれたのかもわからない。フリオニールは厳冬のルテオラ周囲の町リュースの寒空の下、生まれて一ヶ月もしないかという赤ん坊の時に孤児院の外で見つかった。大量の金銭と共に【フリオニール】と書かれた紙片が入ったバスケットに入れられ、傍らには一振りの剣が立てかけられた状態で。
孤児院はメルティス教会には属しておらず、ただただ心優しき一人の女性によって管理されていた。金銭的に苦しい状態であったが、フリオニールの入っていたバスケットのお金によって多少豊かになり、それから暫く経ってからも孤児院の子供たちは概ね不自由なく生活することが出来た。
当然フリオニールもすくすくと成長し、6歳になる頃には町を襲撃したアイシーウルフを素手で撃退する程に元気だった――――そう、彼は……既にこの頃から、強かったのである。彼はまたしても金銭的に苦しくなった孤児院を救う為に、5歳の頃には雪山を駆け巡り、食べられそうな物を見つけてはすぐに口に入れ、時には毒に当って苦しんだり、金になりそうな物は何でも孤児院に持ち帰った。当然、出会ったモンスターはあの手この手で全て撃退していた。
彼が12歳になる頃、またしても町にモンスターが襲撃して来た。今度はアイシーウルフどころではない、ブリザードベアーやストームタイガーなどの、熟練の冒険者でも危険とされるモンスター達が襲撃して来たのである。この時、フリオニールは迷わずこれを撃退せんと飛び出そうとした。しかし手製の木剣では刃が立たぬと周囲の人間に止められ――――そんな時、赤ん坊だったフリオニールを拾った孤児院の主である女性が、フリオニールと共に立てかけられていた剣を授けた。そう、これこそがフリオニールの持つ神剣【フォルトゥナ】であった。
フリオニールはフォルトゥナを振るい、次々とモンスターを斬り殺し、そして激闘の末にストームタイガーとブリザードベアも仕留め、彼はリュースの英雄として称えられた。しかし彼の表情は暗かったという。その理由を後に知った住人から聞いた話では『フォルトゥナのおかげで勝てただけ。フォルトゥナに見合う、最強の剣士にならねば英雄だなんて、恥ずかしくて呼ばれたくない』という理由だったそうだ。
そして彼が16歳になった頃、彼はルテオラ騎士団の入団試験に出向き、周囲の度肝を抜くことになる。剣の腕を確かめたいと手合わせを願い出た第一騎士団長を圧倒してしまい、宮廷魔術師団長にも完封勝利。最強の新兵が現れたと話題になったが、同時に『こんな新兵は御しきれない』と、どの騎士団もフリオニールを引き取ることはなかった。
そんな完全に浮いてしまったフリオニール、そして同じくあまりにも強すぎて引き取り手の居なかった新兵『カヨコ』を拾ったのが、未来の12世と期待されてた王子である。王子直属の護衛騎士団として、フリオニールを騎士団長とし、カヨコを団長補佐にして数々の特命、密命を熟す特殊部隊として活躍することになる。
そうしている内にフリオニールは次々と騎士団に人間を引き入れ、いつしか『フリオニール聖騎士団』として呼ばれるようになり、管理も国王直属へと変わって、ルテオラの厄介事を潰して回るなんでも屋のような騎士団として活躍し、国民達や部下達からは陽気で温厚な様子を【おしゃべりフリオニール】と呼ばれて親まれ、長い間ルテオラの平和を守っていた。
しかし、そんな平和を打ち破ったのがルテオラ11世である。次々と打ち出される暴政によって国は疲弊、国民は貧困と寒さと恐怖に震え上がり、フリオニール達はそんな暴政に疑問を抱くようになっていった。そして遂には王命に逆らって秘密裏に国民達を延命するための対策を取り、秘密の国外物資供給ルートの確立、増えるモンスター被害から身を守るための武器供給、暖の確保、フリオニール達は各村各街でこれらを行っていった。
そして遂に――――事件は起こる。宮殿の様子がおかしいと様子を見に行かせたフリオニールの偵察兵が、亡き者にされてしまった。そのことをきっかけにして騎士団の怒りが爆発し、その怒りはフリオニール達を慕う国民達にも伝播した。
『我々のルテオラを、取り戻さねばならない』
遂にフリオニールは聖王国ルテオラに反旗を翻し、想像を絶するような激闘の末――――彼は怪物と化したルテオラ11世を討ち取り、ルテオラを暴君から開放することに成功した。
しかし、フリオニールが払った代償は大きかった。騎士団はフリオニール以外が全滅、フリオニールもまた、フォルトゥナが持つ真の力を発揮した代償に体がボロボロになっていた。その後、新しい時代に自分は必要でない、もはや邪魔な存在だと言い残して人々の前から姿を消した。
どこに行くのかと、我々の同志が尋ねた。すると彼は、昔のような笑顔を我々の同志へ向け、こう言った。
『仲間の故郷を巡って、美味いもんでも食って、死にたい時に死ぬよ。最期はそうだな――――美人な子が一緒だったら、最高だな』
◆ ◆ ◆
ギルドルームに帰ってきて、【?本 (黒)】を鑑定した瞬間、読まずには居られなかった。アイテム名【◆秘書:ルテオラ・忘却の歴史】。そっか、これがおにーちゃん達のバックストーリーだったんだ。これが一発でドロップしたのは、私にとっては大当たりだったなあ……。他にも色々と載ってたけど、特に大事なのはこの部分だったね。
「……あら、読み終わりましたの?」
「ん、読んだ」
「つくねさんなら、真覚醒に行って……そろそろ帰ってくるころじゃないかしら」
「あ、そんなに経ってた?」
「30分ぐらいかしら。報酬は、わたくしとつくねさんが好きに選んで良いと言われましたから、何点か頂きましたわ。つくねさんが真覚醒の証と星龍の斧槍、星龍の斧槍はアルティメットでしたわ。それに地獄融合のアクセサリーの書を2枚持っていきましたわね」
「え、あんなにあったのに2枚だけ? それに、それだけ?」
「これでもわたくし、かなりガッツリ押し付けましたのよ? 貰いすぎだって首を振るものですから、わたくしが貰いにくくなるから受け取っておくんなまし! って」
「おおおう……。そ、そうだったんだ」
つくねちゃん、それしか貰わないで真覚醒行っちゃったんだ。本当は全然受け取らないで行くつもりだったんだ……。押し付けたペルちゃん、ぐっじょぶ!!
「わたくしは地獄覚醒の書の防具を4枚頂きましたわ。真覚醒の証も4枚ほど」
「え、ペルちゃんもそれでいいの……」
「十分すぎますわ! だって本当に、殆ど働いてませんもの! ペネ係ならそれこそ、何かしらの装備で代用出来るほどですもの。わたくし、悔しいですわ! 後でフリオニールさんに稽古をつけて貰おうか、悩んでいる程ですのよ!」
「ほ、本気だねえ……。あ、そうだおにーちゃん、進化しなきゃ……」
「え゛、あの方、まだ進化しますの……!?」
「するするー。何があるかなー」
「ひえ……」
ペルちゃんは地獄覚醒防具を4枚持ってったんだ。しっかしこの覚醒の書、素材に真覚醒の証とか色々必要なのよね、1箇所毎に1枚……。装備が強化されるのは嬉しいんだけど、いや~大量に出るわけだよ、これだもんねえ。私用に残ってるのはえーっと? とりあえず防具覚醒が4枚あるね……? 真覚醒の証8枚、覇王とか覇者とかの証がごろごろ~っとあって、装備がどさーーーっとあるね。あーこれは後でちゃんとチェックするか~~!! んじゃそれより大事な時間!
「ほんじゃ、おにーちゃーーーん! 千代ちゃ~ん!」
『ヾ(*´∀`*)ノ』
「お、来た来た。あれ千代ちゃんは?」
『(;´∀`)』
「満腹で幸せすぎて動けないか……!」
『(´・ω・`)』
「じゃあおにーちゃんの進化、先にやろう!」
『(`・ω・)b』
それじゃあおにーちゃんの進化先、見てみようかー……? わ、進化に必要な素材、私が真覚醒した時と同じ量の奴が必要だわ! さっき貰ってなかったら絶対足りてないねこれ。じゃあ進化先、どんっ!!
【★★ハイペリオン】(聖属性・天使型・中型)
・浄化され、さらなる高みを目指し、真の聖騎士を目指して天使――――
はい次。
【★★ロード・オブ・デス】(闇属性・悪魔系・中型)
・死の君主として覚醒し、肉体を取り戻し――――
はい次。
【◆シャドウヒーロー】(闇属性・????・中型)
・条件開放【アンロック】
・肉体を失ってもなお、影の英雄の物語は終わらない
・真なる自由を手に、新たな仲間達と共に、新たなる伝説への一歩を踏み出すであろう
はいこれ。
「おにーちゃん相談なしでもいいですか?」
『d(*´∀`*)b』
「じゃ、私を信じて! 行くよ!」
『d(*´ω`*)b』
「ええ、良いんですの!?」
いいのいいの、だっておにーちゃんにピッタリじゃん。これで良いんだよ……!!
『【アンデッド管理】から【強化】を発動、フリオニールの【◆シャドウヒーロー】への進化がリクエストされました』
『【魔神バビロン】、【死神カレン】、【冥神ティティエリィ・ティスティス】がリクエストを許可しました。フリオニールの進化を開始します』
『ん~♡ さすがワタシのお気に入りよね~♡』
『ん。良い選択。何も問題ない』
『お姉ちゃんも見守ってま~す♡』
『フリオニールに新たなスキルが複数セットされました』
『フリオニールのスキルが一部統合・削除されました』
『フリオニールのステータスが大幅に上昇しました』
『フリオニールの【◆シャドウヒーロー】への進化が完了しました』
どう? どう? 何か変わった? 何も変わんねえ!!! 見た目、何も変わらないんですけどぉ!!!
『(*´∀`*)!!!』
「どう? 良い感じ……?」
『(人´∀`).☆.。.:*・゜♡』
「滅茶苦茶嬉しそうだね!? あのね、実は肉体を取り戻す選択もあったんだけど……」
『(ヾノ・∀・`)』
「やっぱり、無しだったかーっ」
『(`・ω・)b』
肉体を取り戻す選択って言ったら、すっごい爆速で最高に嫌がるモーションで全否定されたわ……。そっかそっか、やっぱりこれで良かったんだ。どれ、ステータスを見せてもらってもよろしいでしょうか?
・ステータス
【名前】フリオニール
【レベル】1
【属性】ボス属性・闇属性・????・中型
【性別】なし
【職業】◆シャドウヒーロー
【カルマ値】-1,000
【HP】1,000,000 *1.2
【MP】50,000
【SP】20
【STR】700
【AGI】450+400
【TEC】450+400
【VIT】2,000
【MAG】450
【MND】1,500+400
【スキル】
【◆英雄】
・フリスビー【遠距離・打・挑発】
・プロヴォーク【m9(^Д^)9m】
・マルチカウンター【気絶・反射】
・ハイパーガード【軽減・庇う・盾巨大化】
・無双連斬【中距離範囲・10ヒット】
・アルテマバスター【SP1】【超ダメージ】
・極光爆滅波【SP2】【超ダメージ・前方範囲・即死】
・パーフェクトガード【SP10】【無敵・庇う・盾巨大化】
・鎧憑依【SP3】【全身鎧系に憑依・乗っ取り】
・霊体化【SP3】【念属性チェンジ】【死霊系チェンジ】
・フルリペア【SP5】【完全復活・無敵3秒】
・プレッシャー【SP2】【精神衝撃・精神崩壊・MPバニッシュ】
・シャドウアスパーション【MP30%】【自身のHPの50%を全体回復・ペネトレイト追加+5】
・ダークブレッシング【MP25%】【強制闇属性攻撃付与】
・異空間収納【ピコハン・ドラコンシールド】
・バトルジーニアス【装備制限一部無視】【スキル枠+5】
・テクニカルマスター【AGI・TEC+400】
・地獄三姉妹のお気に入り【パッシブ:カルマ値最低化・聖属性弱点削除】
・魔法生命体【ソウルポイント削除・マナ化】
・娯楽★魂!【MND+400】【食事・入浴・睡眠を堪能出来る】
【特殊スキル】
・モードチェンジ
┣フォルトゥナ
┗テュケー
【覚醒スキル】
・魔神兵召喚【SPブレイク】【応答限界4人】
【真覚醒スキル】
・プロテクション【SPブレイク】
【装備】
右手:◆テュケー
左手:★★虎王剣+8
頭:不可【全身】【アバ:英雄の鎧】
体1:【全身】英雄の鎧+10
体2:フリオニールの最強魂【念属性】
足:【全身】英雄の鎧+10
アクセサリー【指】:不可
アクセサリー【腕】:不可
アクセサリー【首】:不可
アクセサリー【他】:不可
HP、120万あるんだけどこの人。ええ……? ええ…………??? なんなの、この馬鹿みたいなステータス、ええ…………???? あ! ソウルポイントからマナポイントに変わってる、これでソウルポイントを使い果たしたら存在消滅っていう常にロストの可能性っていう恐ろしい事態が解決したのかな!? おおー良かった良かった!! それと、地味におにーちゃんテュケーを右手にしてるんだ。いつからだろ? そういえば地獄パーティからはもう右手で盾持ってたような……。守りに専念する時は右で持つのかな?
「鎧、解除不可がなくなってるね! 乗っ取りとかも出来るんだ」
『(`・ω・´)b』
「これで、鎧乗り換えも気軽にできるようになったってことかな?」
『(*´∀`*)』
「おお~~良かったねえ!! 今の鎧に戻る事もできるんだったら、これはこれでちゃーんと取っておこうっか! 大事なものだもんね!」
『(ヾノ・∀・`)』
「え? 要らないの?」
『(`・ω・)b』
「ほええ~……。思い切りがいいねえ……」
『(*´ω`*)』
ん、鎧が乗り換えられるなら~って感じかあ、思い切りがいいなあ~。強がりとか勢いじゃないといいけど。いざとなったら痛ましく感じるかもだし、やっぱり私としては取っておきたいところがあるね。
「リ、リンネ殿~……」
「あ、千代ちゃん……。わあ~お腹がぽんぽこぽんだ~」
「く、苦しい、幸せ、幸せにございます……」
そんなんなるまで食べちゃうぐらい幸せだったか~千代ちゃん……。うんうん、千代ちゃんも仮上限解放やろうか~……。その前に、そのお腹が苦しそうだから、ちょっと落ち着いてから、ね? とと、その前に!
「……おにーちゃん! 改めて、これからもよろしくね!」
『( ・`д・´)b』
よし、おにーちゃんの進化完了! これからも、よろしくね! 影の英雄さん!
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