天下一決定戦ルールブック・魔神兵ライブラリ

◆ ルールブック ◆


 天下一決定戦! 年に1度『武王国ガトランタ』で開催される一大イベントです。私も話だけは聞いたことがあります。他に年に3回『武の祭典』というイベントがあるのですが、こちらは天下一決定戦の予選免除の代表権を獲得出来る物で、やっぱり盛り上がるのは天下一決定戦のほうですね! では、ルールを確認していきましょう!


【基本ルール・団体】

・パーティ全員のHPヘルスポイントが0を下回り、復帰者が現れなかった場合、生き残ったパーティ側が勝者となります

・HPが0になった場合は戦闘不能となりますが、蘇生アイテムや蘇生スキル等の効果を受けた場合は復活することが可能です

・HPが0になった場合に数秒間、一定のHPで耐える状態(通称:食いしばり)は効果が発動しません

・如何なる方法を使用しても復活出来る上限回数は1回まで、最大でHP50%までの復活となります

・装備着用によるダメージカット率は最大60%が限界となります

・スキル使用、装備の特殊効果によるダメージカット率上昇はこの限りではなく、また上限はありません

・割合の防御力無視効果は耐性系によって緩和されることがあります

・棄権は代表のみが行うことが出来ます


【レベル】

・全参加者は強制的にレベル100に統一されます

・ステータス割り振り傾向に合わせ、自動的にレベル100時のステータスが割り振られます

・このステータス割り振りによって今後の割り振りが出来なくなることはありません


【装備】

・禁止装備はありません

・対戦中の武器交換、防具交換は出来ません

・スキルによる交換はこの限りではありませんが、一部制限が発生します

・対戦中に手放した装備は対戦後にインベントリに返却されます

・キルボーナスによるアイテム獲得は発生しません


【ダメージ】

・PK時同様、プレイヤー同士またはプレイヤーとNPC間で発生するダメージ量は10%まで減少します

・ランク2までの状態異常によって発生するダメージも10%~30%まで減少します

・ランク3の状態異常については50~80%まで減少します

・ランク4の状態異常は対モンスター戦同様の効果が発動します


【アイテム】

・対戦中にアイテムインベントリを開くことは出来ません

・対戦中に持ち込んだスキル取得アイテム等を使用することは出来ません

・アイテムを持ち込む際は、対戦前に持ち込みたいアイテムを両手に持つことで最大2個まで持ち込む事が出来ます

・持ち込めるアイテムは代表一名が2個まで、回復系ポーションの回復量上限は最大HPの30%までとなります

・例外として、マジックバッグ等を装備していた場合は追加でマジックバッグ毎に最大1個までアイテムを収納して持ち込む事が出来ます

・【希少属性】【レジェンダリー属性以上】のアイテムは如何なる方法でも持ち込むことは出来ません


【召喚系等】

・コロッセウム内に持ち込んでいるアイテムを異空間収納から取り出す行為は問題ありません

・コロッセウム外に置いて来ているアイテム・NPCを呼び出す行為は不可能です

・死体安置所は持ち込み、呼び出し不可能なアイテムです

・予備装備にセットした異空間収納装備は、取り出してから交換で収納した場合、再び取り出せるようになるまで30秒のクールタイムが発生します

・リンネ代表の従者は以下の装備が該当しています(ピコハン:予備武器・異空間収納で交換した場合は30秒のクールタイム)(ドラコンシールド:予備盾・異空間収納から投げた場合、自動回収後から30秒のクールタイム)(この項目はあなた以外に開示されていない情報です)

・迅速な武器切り替え等、ウェポンマスター系スキルを所有している場合、このクールタイムが大幅に短縮されます


【スキル】

・固定ダメージを与えるスキルにもダメージ補正が適用され、ダメージ量が最低10%まで減少します

・復活、蘇生系スキルの使用は1度までに制限されます

・プレイヤー、NPC召喚系スキルの使用は出来ません

・覚醒スキルの使用は出来ません


【マイナス系状態異常】

・火傷――大火傷――炎上――火だるま

・凍結――超凍結――空間凍結――停止

・出血――重篤な出血――致命的出血――失血死

・毒――猛毒――超毒――致死毒

・スタン――気絶――気絶――失神

・痺れ――麻痺――麻痺――行動不能

・混乱――混乱――錯乱――恐怖

・怯え――怯え――恐慌――発狂

・怒り――憤怒・激怒――激昂――怒髪天

・徐々に石化――徐々に石化――急速な石化――石化

・誘惑――魅了――魅了――悩殺

・別ランクにも関わらず同名の状態異常は進行により、ランクアップして重篤化する可能性があります


【特殊状態異常】

・呪い【ランク4】

・即死【ランク2】

・超即死【ランク3】

・消滅【ランク4】

・精神衝撃【ランク3】

・精神崩壊【ランク4】

・酸毒汚染【ランク4】

・他、大会中に確認、問い合わせがあり次第追記されます


【回復効果】

・全ての回復効果は最大HPの30%までに制限されます

・また、全ての回復スキルはクールタイムが激増します。ご自身の回復スキルのクールタイムを予めご確認ください


【代表】

・代表プレイヤーには参加賞と特典が授与されます

・また、代表プレイヤーが本戦まで勝ち進められないと陣営代表者に判断された場合、代表再抽選戦が執り行われます

・この再抽選戦を棄権または拒否した場合、代表権が剥奪され、その時最も代表にふさわしいプレイヤーを陣営代表者が指名し、再設定されます

・代表プレイヤーは団体部門に各陣営2組存在します

・無所属代表、メルティス代表、バビロン代表から合計6組存在します


【本戦】

・本戦に勝ち抜いた参加者は戦績によってAブロック、Bブロックに割り振られます。

・各ブロック8組、合計16組が本戦進出となります

・プレイヤーがやむを得ず本戦を事前に棄権を運営に報告した場合、各陣営の補欠員が出場となります

・プレイヤーによる悪質な無断の本戦棄権行為が確認された場合、対象プレイヤーの今後の天下一決定戦イベントへの参加を禁止致します

・全部門をあわせ、優勝陣営が多い陣営には『陣営士気向上』が付与され、各陣営の管理地域にて宝箱のランクアップや、金貨袋の微増などの特典が2ヶ月間継続します


【公式賭博】

・本戦の1位、2位、3位を当てるトトカルチョを開催します

・報酬の分配は山分け式、的中者無しの場合は次回の『武の祭典』に金額が上乗せされます


【他】

・予選を勝ち抜き、本戦に勝ち抜いた参加者の本戦の様子は、公式チャンネルにて生配信されますことを予めご了承下さい

・談合行為、八百長行為が確認された場合、運営はプレイヤーの行動ログを調査し、最悪利用停止処分を下す場合がありますことをご理解ください



 ――――以上。




 これが今大会のルールみたいです。主にアイテム関係の制限とか、回復系の制限が厳しいですね! 私も使い魔による復活が出来ますけど、あまり回復量はないので期待されるとコケるかもしれません! どんどんと千代ちゃんは食いしばりが効きませんから、ゴリ押しは不可能だとよーーーく覚えておきましょうね!




◆ ちょっとした魔神兵紹介コーナー・魔神兵ライブラリ ◆




【獅子のレオン】

 戦闘が全て。敵を殺した時に生きていると実感が湧く戦闘狂。幾多の戦場を渡り歩いてきた伝説の元傭兵。ある戦場でフリオニールと対峙したが惨敗、トドメを刺すようフリオニールに願ったがこれを拒否され『殺す倒すが全てじゃない。まだレオンが見ていない世界がある。ここはまだ入口、入口に立っただけで世界の全てを見た気になっているんじゃないか?』という言葉に胸を打たれ、入団。

 中盾と片手剣によるスタンダードなソードマンスタイルだが、その連撃は素早く、強く、そして美しい。

 身長180超、アイスブルーの髪と瞳の美形。憂いを帯びたハンサムなマスクの野郎だが、女性に関してはあまり得意ではなく『戦場では無双してるのに、ベッドの上では新兵』とか馬鹿にされる。こともある。なお馬鹿にしてきた奴は大体ひどい目にあっている。



【牡牛のグスタフ】

 元荒くれ。フリオニールがとある盗賊団の殲滅を命じられた時、その盗賊団の団長とされていた男。しかし実際はグスタフ達は盗賊団の名を被ったワケアリの街の用心棒であり、街の人々からも信頼されて慕われていた。フリオニールがその様子を見て『その不器用な生き方ではいつか滅ぼされてしまう。正式に街を守るために、騎士にならないか』と誘われこれを拒否。殴り合いの末にフリオニールが勝利し、その殴り合いの中で妙な信頼が芽生え、結局入団。

 騎士団の中では一番良く食べる男だったが、カムイが現れてからは二番になった。



【蟹のクーガー】

 超人クーガー。武器を持てば柄を握りつぶし、盾を持てば持ち手を潰す。触れるもの全てを破壊してしまう大男、クーガーは生まれ持った身体能力に苦しんで育った。

 そんなクーガーでもなんとか騎士団に入団することに成功したが、それからも苦難の連続だった。クーガーは訓練の備品、宿舎のベッド、食器、鎧、ありとあらゆる物を壊してしまう。そんな破壊王クーガーを扱いきれぬと、騎士団はクーガーを放逐。騎士団を追い出されたクーガーは途方に暮れて彷徨い、酒に溺れ――――気がつけば、見知らぬ地下室に繋がれていた!


『はぁぁ~~い♡ おはようモルモットく~ん♡』

 

 ドギツイピンク色の髪をした女性が、台に拘束されたクーガーをニヤリと覗き込む。だが、そこは超人破壊王クーガー。この程度破壊できると思っていたクーガーだったが、驚くことに力が入らなかった。生まれて初めて、壊したくて壊そうと思っても壊せない物に出会った。


『うわ~すっごぉ~い♡ このアダマンタイトの手枷にヒビ入れちゃうわけぇ~? どんな怪力してんのアンタ、すっごぉいねぇ♡』

『お、目が覚めたか。お前第二騎士団追い出されたんだろ? 第一騎士団の団長に頼まれてな、あいつが心配だって言うもんで後ろを追いかけてみたら、いや~飲むわ飲むわ。しかも豪雪の中で寝るし。死ぬ気だったのか? まあ良いや、どうせ行く当てがないんだろ? ここで暫く遊んでってくれ』


 見ず知らずの男にそう言われ、クーガーは呆気にとられて返事が出来なかった。ぼーっとしているとピンク色女がいつの間にか拘束具を外していたが、不思議と出ていこうとは思わなかった。さっき壊せなかった手枷が気になってしかたなかったためである。そしてクーガーはこのピンク色女こと【蠍のサリー】と共に、超人的身体能力のコントロールを完全なものにするための『人体実験』を繰り返したり、ある日は別の団員の実験の産物として生まれた超硬度の防具を破壊する実験を行ったりしているうちに――――彼は、長年苦しんでいた自身の能力を完全にコントロール出来るようになっていた。その後クーガーはこの騎士団の副団長を任される程の男に成長し、団長のフリオニールと共に幾多の戦場で活躍することとなる。



【蠍のサリー】


 サリーの好奇心は子供の頃から歯止めが効かなかった。気になれば何でも調べる。突き詰める。それは自身の両親を殺した毒物に対してもそうだった。どの毒薬で殺されたのか、その毒薬のどの成分が効いたのか、なぜ効くのか、サリーの好奇心は止まらない。止まってくれない。そうしてサリーはあらゆる禁止薬物を作り出し、時には副産物で違法爆薬を生み出し、薬の原料となる酸についてもよく研究した。ネズミやモルモットを使った実験も何百回と行い、自身に使っても良い薬物は喜んで使った。


 ――――ある日、自分に薬物が効かなくなってしまった。人体実験が出来なくなった。その途端、サリーは新鮮な実験体が欲しくなってしまった。


 サリーは両親を殺した犯人を見つけ出し、全員を実験台にした。サリーの肉体は自身の作り出した毒物の副産物で出来た薬物により、超人的な肉体に作り変わっていた。故に、サリーの魔の手から逃れられるような暗殺者は居なかった。闇を歩いて人を殺すことを生業としている暗殺者達や、人に害しか与えない賊などを『ネズミ』と呼び、サリーは夜な夜なネズミ狩りを行う殺人鬼と化していた。


『王室直属の暗殺者組織も相手にならないって、君凄いねえ~。どう? うち来ない?』


 サリーのネズミ狩りが終わったのは突然だった。昨晩殺したネズミは、どうやら王室直属の暗殺者組織だったらしい。その暗殺者組織を殺された現国王ルテオラ10世・・・が激怒し、これを処理するようにと最強の男が送り出された。そしてその男から出てきた言葉が『うち来ない?』であった。サリーは初めこそ罠か、それとも阿呆なのか、はたまた途轍も無い強者なのかと警戒していたが、フリオニールに全く歯が立たず敗北。何故かあらゆる毒物も効かず、サリーは全てを諦めた。


『ほら、うちの王様さ、消して欲しい奴が居たのに消せなくなって怒ってるじゃん? 滅茶苦茶悪いことしてる臣下がいてさ~国のお金を着服してるのは間違いないんだけど、証拠が出てこないしこのまま野放しってわけにも行かないし? ね? どう?』

『どぉって……サリーちゃんに、消して欲しいって、ことぉ~?』

『そ! いいね、話がわかる! サリーちゃんはいい子だねえ~』

『…………』


 その後、サリーに与えられた任務は『ゴミ処理』だった。サリー一人に任務は一任され、サリーは初めこそ『このまま逃げようか』と思ったが……。なんだかあのフリオニールとか言うヤバい奴が世界の果てまで追いかけてきそうなので、大人しく従うことにした。それからはもうフリオニールの元でせっせと働き、時には好奇心が抑えきれなくなったことも多々あったが、騎士団の人間と仲良く最期の日まで自由奔放に暮らしていた。




【射手のスージー】


 言葉を失った新兵がいる。フリオニールが引き取った新兵は、大型モンスターの討伐に失敗した部隊の生き残りの弓兵だった。人形のように虚ろな目をして、怯えた子猫のように小さく震え、夜は悪夢に魘され、挙げ句目を離せば自殺しようとする。もう面倒を見きれないと、スージーは騎士団の療養施設から故郷へと帰されようとしていた。しかし、スージーの故郷はスージーから言葉を奪った大型モンスターによって、既に壊滅していた。それを知っていて尚、スージーを故郷にと追い出そうとしていたのだ。フリオニールはこの可哀想な新兵を見殺しに出来ず、引き取ったというわけである。


『――――でな~? あの酒場に来てた冒険者が言うわけよ。俺はドラゴンと戦ったことがあるんだぞって! ドラゴンだぞドラゴン! んでよ~~く話を聞いてたら、こいつな? 南東の森林地帯に出るビッグリザードのことを、ドラゴンだと思ってたんだよ! いやーそれがおかしくっておかしくって!』

『…………』


 と、フリオニールはこのような具合でスージーに延々と喋り続けて居た。とにかくフリオニールはおしゃべりで、話のネタが永遠に尽きないんじゃないかと思うほどに連日スージーに向かって喋り続けていた。


『――――でな~? その酒場に来てた冒険者が――』

『…………重複』

『…………っは!?』

『話、重複…………別、希望』

『お、お、お、お、おま、しゃべ…………!?』


 その日は『おしゃべりフリオニールのおしゃべりが、唯一役に立った記念日』として騎士団の中で祝日として認定された。その後スージーは徐々に心を開き、今でも片言での会話しか出来ないものの、騎士団の一員として加わることとなり、毎日騎士団の団員たちの話に耳を傾けている。



【天秤のカムイ】

 

 カムイは母殺しの忌み子である。カムイが生まれた瞬間、母親がカムイに全ての力を継いでしまい、カムイの母親は死んでしまった。そして生まれたカムイの髪色は――――銀色であった。

 村の言い伝えにより、銀の髪は災いを招くとされていた。しかも母殺しとあってはこの場で処分も――――と、思われたが、カムイは生まれ持った妖力が非常に強く、彼女は14歳の日まで……恐ろしい山の神と呼ばれる魔猪の生贄として捧げる為に、まるで家畜同然のように育てられた。

 そして来たる14歳の日。生贄と捧げらることとなったカムイは死を覚悟し、恐怖に震えながら山へと向かった……が、そこを人攫いの賊に襲われて捕まってしまう。その後カムイは『痩せぎすの銀妖狐』として商品として売られることとなった。

 だが、カムイが売れることはなかった。この人攫い達がフリオニール率いる騎士団により壊滅し、カムイは五体満足何もかも無事なまま救出されることとなる。


『君は今まで酷い人生を歩んできた。これからの人生、どうか幸せに生きて欲しい』

『今更、幸せなんて……どうせ、これからも……』

『んーーーほら、なんていうのかな、あ、そうだ。天秤みたいなもんだよ。君は不幸なお皿の方がいっぱいになったからさ、もう乗り切らないと思うんだよね。不幸のオモリがさ? 不幸のオモリと釣り合いをとるために、幸せなオモリを反対に乗せないと。ね? とりあえず、うち泊まっていきなよ。お腹いっぱい食べたら、とりあえず幸せになるだろ?』


 ――――カムイはその日初めて、幸せというものを感じることとなった。キレイに洗って貰い、腹いっぱい飯を食い、きれいな着物を着て、温かい布団で寝て…………。この世のものとは思えない程の幸福を感じた。


『――え? それは当たり前のことだから、もっとこう、すっごい幸せな経験を乗せようよ。んじゃあ~……うちには頭のいい奴がいっぱい居るしさ、幸せを掴むための勉強だな! お~い、サリー! この子にさ、お金の数え方とかから色々教えてあげてよ~』

『はぁ~~い……うっふふふ、お姉ちゃんが色々教えてあげようねえ~~』

『……ッ』


 カムイはそれからも、色々な種類の幸せを天秤に乗せる。不幸の皿が浮いて、釣り合い、最期の日は幸せのほうが重くなるように。


『サリーちゃんの作る料理、美味し~?♡』

『…………おかわりっ!!!』


 幸せの皿以外にも色々と、重くなっている気がするが、それもまた……幸せのカタチなのだろう。か?



【乙女のカヨコ】



 カヨコ。本名なのか偽名なのか、それすらも不明な謎に包まれた美女。ありとあらゆる魔術を行使し、その知識量は底なし。フリオニールが新兵として入団した時の同期兵で、その頃から容姿は全く変わっていない。


『カヨコはどこの出身なんだい?』

『秘密です』

『カヨコってどこで? 誰から魔術を覚えたんだい?』

『秘密です』

『カヨコって秘密多くな~い??? なにか一つぐらい教えてよ~』

『秘密です。うっふふ……』

『乙女の秘密ってやつか~~~』

『そう、乙女の秘密です』


 カヨコは今でもカヨコと名乗り、自分のことを誰かに教えることはなく、ただ世に出回っている知識だけを教えてくれる。全ては秘密。乙女の秘密なのだ。


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る