バビロニクスでお楽しみタイム・2 ~それぞれの楽しみ方~
◆ バビロニクスホテル・ギルドルーム【スイート】 ◆
「私、お姉ちゃん達とお別れするのが怖かったんです――――」
体格に差があるはずの私を圧倒的な力で押さえつけて、何度目かのフレーメン現象をして満足した末に、リアちゃんが心の内を語ってくれた。
復活した時に、『この人達ではマズいんじゃないか』と思っていたこと。ネクロマンサーという生命を冒涜するようなクラスだった私に対して、途轍も無い恐怖を感じていたこと。でも、喋らせる為に一生懸命モンスターを狩って成長させて、ステラヴェルチェの件を話した後も拒絶したりせず『いつかぶっ飛ばしてやろう』と協力を申し出てくれた時に、その感情が次第に変化していったこと。
「シャチに追い回された時は、本当に怖かったですね」
「初めての時かー。ちょっと前のことだけど、なんだか懐かしい記憶に感じる」
「あれが倒せた時、お姉ちゃん達ならもしかしたら、カシュパも倒せるかもって思うようになったんです」
「そこ辺りからなんだ~」
「それまでは、ちょっと怖くって……ごめんなさいっ」
「いや、あの時は確かに異常者ばっかりで怖かっただろうね……。私を含めて」
「否定はしないですっ!!」
「ちょっとぐらい否定して……」
シャチに追いかけられて、赤いのが出てきて、なんやかんや色々あったり、廃教会に行ってバビロン様に会ったり……。魔神殿が出現するまでに、『この人達なら大丈夫』って思うようになったんだって。どこにそれを感じたのかは不明だけど、リアちゃん的にビビッと来るところがあったんだって。
そして魔神殿が出現して、エキドナさんと話をした時に秘術を教わり……その時に蛇神ミズチの正体を知って、私達には内緒でミズチを封印する作戦を実行しようとしてたんだって。
「――――仲良くなり過ぎたら、お別れが辛いと思って。距離を取るようにしていました……。でも、こんなに可愛いお耳と尻尾、お洋服まで貰って、それを見て嬉しくて泣いてるお姉ちゃんを見たら、私も泣きそうになっちゃって……。その時に、ああ。もうとっくに仲良しを通り越して、離れたくない人になってたんだなーって気づいちゃったんです」
「リアちゃんが居なくなったらもう私立ち直れないよ絶対……」
「私も、お姉ちゃんに捨てられちゃったら、腹いせに国や街を滅ぼすかもしれないですっ!」
「それは絶対にないから絶対にやめてね!?」
「えっへへ、冗談ですっ!」
良かった、リアちゃんと仲良くなれてて。あの時、好感度が低かったらもしかしたら、最悪お別れってエンドもあったのかな……。もしかしたら蛇神に負けて、リアちゃんが取り込まれるとか……あーーーー考えただけでも吐きそう! 無理!!!
「……これからも、仲良くしてね?」
「じゃあ、仲良くする為に、お姉ちゃんを抱きまくらにして寝ますっ」
「えっ、あ、嘘、本気で抵抗してるのに勝てない……!? ステータス差は、STRは私のほうが上なのに!!」
「私は悪い子なので、お姉ちゃん達の見てる【ステータス】って魔術に偽装工作をしていますっ! 私のSTRの本当の数値は99です! 他にもスキルの消費マナポイント? とか、偽装工作のテキストも弄りました! お姉ちゃん達の使ってる言葉、私……わかるんですよ? にゃっははは~♡」
「う、そぉ……」
「ではっ」
嘘でしょリアちゃん……!? 嘘、嘘だよね……!? そんな、システムさんにガッツリと干渉するような悪いことをしてるの!!!??? いやでも、ステータス偽装とかスキル偽装とか、そんなスキルもあってもおかしくないんだけど、おかしいよリアちゃん!! 主人にすら偽装するなんて、本当に悪い子……あ、嘘ぉ……。寝てるぅ……!?
「……すぅ~……」
「色々あったもんね、疲れちゃったかぁ~……」
「んぅ…………ぐるるるるる…………ごろろろぅぅぅぅ…………」
「どっから出てるのそのゴロゴロ音……!?」
リアちゃん、寝てる時に猫特有のゴロゴロ音が出るようになってる……!? しかも音の発生源がわからないんだけど、え、気になってちょっと抱きまくらどころじゃない。リアちゃん、うぉおお…………っっっ!!! めっちゃぎゅーーーっとしてくる…………っ! く、くるしい……!?
「…………お姉ちゃん、大好き……♡」
「あ゛っ゛」
あ゛っ゛…………。私も好き。死ぬ。私もねんねする…………。
◆ レギオンメモリアルダンジョン【ステラヴェルチェ制圧戦】 華胥の夢探索チーム【コナー視点】 ◆
「――コナーさん、ここで! 階段で止めないとヤバいですこれ!」
「いやーーーーホ・タテ手に入ったのにヘイト分散きっつーーーー!!?」
「うむ」
「師匠、俺も盾を構えますかい?」
「いや、大五郎は敵を倒すのに集中。攻撃が最大の防御だ」
「じゃあ、そうしよう」
このダンジョンを攻略開始してから既に10分。王宮内に潜入したまでは良かったものの、赫さん達がやってたみたいに階段上で陣取って戦ってるけど、敵のターゲット分散がとにかくキツイ。蛇神兵もHPが1M超えてて硬いし、ボス部屋で高菜さん達が奮戦してるけど……ミズチってのを炙り出してからは戦況がかなりよくないらしい。多分裏ボス引いたとか、そんなことがレギオンチャットログに流れてる。あ、やばい横抜けられた!
「うりゃーーー!!!」
『うぅ~いが【クイックドローショット】を発動、蛇神兵(Lv,80)に合計721,597ダメージを与え、撃破しました』
ふ~……ういさんに助けられた~……。この量の敵を、この大階段で止めるのは無理があるよ! なんせ盾持ちでヘイト上昇まで付いてるのに、なんでこっちを無視して横を抜けてくかなぁ!?
「装填した! いっくよ~~~!!」
『カイナが【魔弾・アイスボム】を【ストレートシュート】! Weak!!! 蛇神兵(Lv,80)に922,234ダメージを与え、撃破しました』
『Weak!!! 蛇神兵(Lv,80)に923,234ダメージを与え、撃破しました』
『Weak!!! エリート蛇神兵(Lv,100)に929,912ダメージを与えました』
………………
…………
……
『Weak!!! 蛇神兵(Lv,80)に933,003ダメージを与え、撃破しました』
カイナさんが【魔砲・ドーラ】をぶっぱする瞬間! この瞬間だけが気を抜ける……。これが当たれば大体の蛇神兵が倒れるから、次のウェーブまで一瞬立て直す隙が出来る。魔砲が使えるキャノニア、カイナさんがここの大階段のMVPだよ……。
状況を確認しよう。ヘビーガードが僕、コナー。健在だね。【ライトシューター:うぅ~いさん】、抜けて来たかHPが微妙に残った敵を殲滅するボウガンシューター。【モンスターテイマー:ぽむさん】、【オーガチャンピオン・大五郎くん】この二人がセットで、ぽむさんがサブタンクとバフ役、大五郎君がエリートの相手をする役。
それで我らの主砲【キャノニア:カイナ】、魔砲・ドーラで属性弾を発射してくれる広範囲超威力アタッカー! ただし弾が職ポイント消費制、スキルがMP消費制コストが重いから連射はできない。撃つ時を考えないとえらいことになる……。
「アンチマジックバリア!」
『ミダスが【アンチマジック・10】状態になりました』
「アイススラッシュ!!!」
『ミダスが【アイススラッシュ】を発動、Weak!!! 蛇神兵(Lv,80)に合計319,991ダメージを与え、撃破しました』
【魔剣士:ミダスさん】、間接系魔術系攻撃が効かないバリアを貼れるアタッカーで、カイナさんが魔砲を撃ってもピンピンしてるすごい人。ただし直接攻撃で簡単に剥がれるから、注意しないとぽっくり逝く。
「パトスちゃーん! あれやっつけて~!!」
『ぬぁ~ご……。ソノス、マナが無くなるぞ』
「ごめんね、ごめんね!? もうちょっとでMP渡せるから!」
『にゃぁぁご……。じゃあ、攻撃より防御魔術のほうがいいんじゃないかにゃぁ……』
「パトスちゃんがそう言うなら……じゃあ、そっちで!」
『に゛ゃ゛ん゛っ゛』
『パトスが【★プロテクション】を発動、パーティメンバー全員が【オーラ7,900】状態になりました。7,899ダメージ以下を無効化します』
【モンスターテイマー:ソノスさん】、【ケットシー:パトスさん】。ソノスさんがMPを補充出来るスキルでパトスさんにMPを送って、パトスさんがパーティ全員にレアスキルのプロテクションをかけてくれる。オーラ系のバリアはそのダメージ以下のダメージを無効化してくれる優れたバリアで、雑多なダメージを無効化してくれる。これのお陰でこの階段組がなんとかなってると言っても過言でない……。
「コナー!」
「え? あ、やばっ!!」
『ッシャァアアアアアア!!!!!!!!』
『エリート蛇神兵(Lv,100)が【スナイパーランス】を発動、クリティカル! 51,221ダメージを受けました』
「野郎ッ!!!」
『大五郎が【ブランディッシュ】を発動、クリティカル! エリート蛇神兵(Lv,100)に888,190ダメージを与え、撃破しました』
いってぇ~~~……! オーラ分の7,900が削れてこれかぁ……!? 本気でこの雑魚どんだけ沸いてくるの!? これよくもまあ、ずーっと防衛してたな赫さん達!!
「わわわ~!! 分けてあげよう!」
『ソノスが【生命力譲渡】を発動、ソノスが40,000ダメージを受け、貴方が40,000回復しました』
「す、すんません!」
「気をつけないと、また足並み揃えてやって来たよ!」
『蛇神ミズチ(Lv,????)が【★配下強化】を発動、蛇神兵モンスターが大幅に強化されました!』
う……うわ……。強化まで入っちゃったよ……。これ、耐えられるかな……。やるしかないか、やるしか……!
◆ レギオンメモリアルダンジョン【ステラヴェルチェ制圧戦】 華胥の夢【夜家高菜視点】 ◆
「紛い物の力じゃ、その程度ですかね~カシュパさ~ん。僕だけですよ? 僕だけに押さえられてる。さっきまで神だとか何だとか言ってたの、カッコよかったのにな~~」
『うっるさぁああい!!! 死ね、死ね!!!』
『ジャストガード! 傀儡のカシュパ(Lv,180)の攻撃を完璧にガードしました!』
『【シールドバッシュ】を発動、傀儡のカシュパ(Lv,180)に61,992ダメージを与えました。体勢を崩しました』
『くぅあああ!!??』
カシュパはなんとかなる。カシュパだけなら。問題はたまーに階段組を抜けて流れ込んでくる蛇神兵と、ミズチの毒攻撃がかなり痛いってことかな。
『【ハンマーバルカン】を発動、傀儡のカシュパ(Lv,180)に合計624,493ダメージを与えました』
やっぱりメイスで滅多打ちにするこのスキル、相手が体勢を崩してたりスタンしててくれると威力が倍々って伸びてくなー。カシュパは怪しい動きなし、ミズチは結構HP減ってるはず。さっきから怒気と息が上がったような様子を見せてる。攻撃もちょっと雑になって来たか?
「焼け死ね! 爆轟、燃焼!!
『オーレリア(Lv,99)が【
あーれーがーなーーーー……!!! オーレリアちゃんの魔術、味方のこと一切気にせずぶっぱしちゃうんだよなぁ~~!! いや強いけど! 滅茶苦茶強いしダメージソースなんだけど、こっちも被害出そうになるからヤバいんだってそれ!
『シギャァアアアアア!!!!!?????』
『蛇神ミズチ(Lv,????)が合計5,557,913ダメージを受けました。【火だるま】状態!』
「そーらチャンスだ!」
『シュタークが【乱射】を発動、Weak!!! 蛇神ミズチ(Lv,????)が合計1,199,009ダメージを受けました』
『マヨが【ブレイクショット】を発動、Weak!!! 蛇神ミズチ(Lv,????)が300,001ダメージを受けました。【防御減少】状態になりました』
「トミー! そのまま真っ直ぐーー! カモーンカモーン!」
「承知」
『きぬが【牙突一閃】を発動しました』
『トミー・トミーが【牙突一閃】を発動しました』
『スキルリンク! 【交差一閃】が発生! Weak!!! 蛇神ミズチ(Lv,????)が合計6,290,015ダメージを受けました』
おおお~~~きぬさんとトミー爺ちゃん頑張ってるな~~!! トミー爺ちゃんも薙刀なんてなかなか選ばない武器でよーやっとる。きぬさんもな、日本語が怪しいと思ったらアメリカからお越しのサムライガールだったし、やっぱり野良って掲示板の書き込みじゃわからないような面白い人が集まってくるからいいなぁ~! いやしっかし、強いなこの人達! そりゃそうか、なんせトミー爺ちゃん武器が壊れるって知らなかったし、強化失敗するって知らなかったから【★★蜻蛉切+18】とかいうバケモンみたいな武器持ってるもんなぁ! あ、カシュパ起きたな。一発例のやつをやっとくか。
『【ハンマーバルカン】を発動、傀儡のカシュパ(Lv,180)に合計624,493ダメージを与えました』
『ぐぁ……!? ぐはっ……!!?』
「まだへばるには早いっしょ」
『【ぶっとばしラリー】を発動、傀儡のカシュパ(Lv,180)に121,550ダメージを与えました、ラリー開始!』
『2COMBO! 3COMBO! 4COMBO! 5COMBO!』
『げはぁ!? ご、おごっ……が……っ……!?』
カシュパをメイスで殴りつけて壁にシューーート!! そして跳ね返ってきたらそいつをまたシューート!!! 今回は何COMBO続くかなー!? カシュパが余計な抵抗をしなければ、15回ぐらい行けるはずなんだよなぁ~~。
『……14COMBO!! 傀儡のカシュパ(Lv,180)に合計3,669,911ダメージを与えました』
『――――…………』
あっと、カシュパの電池が切れた。無抵抗だとこれまた跳ね返ってこないのが難しいな~。いやぁ~壁さえあれば理論上は無限に発動出来るぶっとばしラリー、やっぱり強いわ~~!!
「闇夜に呪われし漆黒の刃よ! カースセイバー!!」
『コーディが【シャドウセイバー】を発動、Resist……。蛇神ミズチ(Lv,????)が合計59,000ダメージを受けました。【呪い】状態になりました』
「その身に刻め、永劫の呪縛となれ。スロウ!」
『コオリが【スロウ】を発動、蛇神ミズチ(Lv,????)が【鈍化】しました。【火だるま】【呪い】【防御減少】状態が3分延長されました』
この二人のコンビも強いわ。ただなぁここまでガッチガチに状態異常を掛けに掛けまくって、ミズチの攻撃がようやく避けれるギリギリになるんだよなぁ……。こいつ強すぎね? 調整ミスってるんじゃないって苦情入れたくなるわ。
「オーレリアさん、ストーンウォール出せない!?」
「嫌です。自分の身は自分で守って下さい」
「見た目はマジで可愛いのになぁ~~~!?」
「知ってます」
「かぁ~~~!!!」
「カラスのマネですか? 下手っぴです」
オーレリアちゃん……。リンネさんのところに居た子、だよねえ……? あの時会った感じは、こんなじゃなかったのになぁ。猫耳に猫しっぽがめちゃくちゃ可愛い猫魔女ちゃんなんだけど、あの時は文字通り猫被ってたってことかなぁ。普段はこうなのかもしれない……。もしくは、心を開いた相手にしか優しくしないし、言う事聞かないタイプ? 思えば態度が滅茶苦茶悪くなったのって、邪魔だったからってゾンビ化した住人NPCを倒した時だったっけ……。やっちゃいけない行為だったのかもしれないなー。
というか、このダンジョンに入る時にムービーで『哀れな住人達はアンデッドと化し、カシュパへの恨みを晴らさんと徘徊している』って言ってたよなぁ。オーレリアちゃんは弔い合戦だとか、仇討ちだとか言ってたから、あ~~~やっぱりNG行為だったかもしれないわこれ。
『シャアアアア!!! 許せん! 許せん! 許せん!!!! おのれ雑魚共がぁあああ!!!』
『蛇神ミズチ(Lv,????)が【★配下強化】を発動、蛇神兵モンスターが大幅に強化されました!』
うわうわうわ、これはヤバいかも?! これは誰か階段組に応援にいかないと、やばいかなー!? シュタークさんに……マヨさんのほうが良いか……うーーーん!!! シュタークさん!!
「シュタークさん! 階段組、単騎になっちゃうんですけど援護出来ますか!?」
「ああ、任せときな!」
ヒューーー……格好いいな~。荒野の流れ者感あるアバターに、頼れる兄貴感。その頼れる兄貴が抜けたのは痛いけど、こっちにはメイン火力のトミー爺ちゃんときぬちゃんが居る! この二人に火力面はなんとかして貰おう!
『しぎゃぁぁあああ!! だぁあああああ!!!!!!』
『蛇神ミズチ(Lv,????)が【大暴れ】を発動しました』
『きぬが【幻影】で回避しました。【幻影・4】』
『トミー・トミーが【水月】で回避し、【大車輪】を発動。Weak!!! 蛇神ミズチ(Lv,????)に合計4,711,332ダメージを与えました』
『シャァアアアアアギャァアアアアアアアアアア!!!!!!!!!』
「まだ暴れられる体力があるか。神の名は伊達ではないな」
「トミーナーイスナーイス!! 私も参りま~す!!」
きぬちゃん、『参ります』だけすっごい発音良いんだよなぁ……。多分時代劇とか好きなんだろうなぁ~…………。あ、このコースはマヨちゃんに飛んでった瓦礫が当たる!!
「鋼の肉体! 剛体!!」
『【剛体】を発動、マヨが【剛体】状態になり、一時的にダメージカット率が上昇します』
『剛体! マヨが1,441ダメージを受けました』
「あ、すみません! あざまーっす!」
「気をつけて、瓦礫もダメージになる!」
『マヨの【剛体】が解除されました』
ふーセーフセーフ! これはこのまま、なんとかクリアするまで行けるかなー……? 回復リソースもまだちょっとはあるけど、怪しいな~……。カシュパは節約してぶっ倒すしか無いか。
いや~~これ、お昼寝さん達クリアしたの? しかも情報なしで、いやーヤバイよほんとそれ。しらばっくれて『裏ボス引いた~』とか皆には言ったけど、お昼寝さんからミズチのこと聞いてなかったら出現条件とかわからないし、こんなの無限にリコンストラクション回されてカシュパを削りきればいいんだーって勘違いするって。
『お楽しみはこれからだ!!! シャアアアア!!』
『蛇神ミズチ(Lv,????)が傀儡のカシュパ(Lv,180)を丸呑みにしました!』
あ、カシュパ食われた!! あーーーこれか! これやって来たら後もうちょっとだって聞いたけど、あの人達のもうちょっとは信用しないようにして、まだ暫く掛かるだろうって考えておこう! よし、ここからが正念場! カシュパ相手しなくて良くなったから、こっちもいくぞーーーっ!
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