第19話

教員「続いて番号札328枚提出されたジャック様、こちらの部屋へどうぞ」

ジャック「はい」

教員に指示された扉をくぐる。

「それではお名前と出身、お父様とお母様のお名前を」

机に紙を出され、言われた部分をすらすら書いていく。

「これで終わりです。この後入寮についてのお話とご両親についてのお話をいたしますので次の部屋へどうぞ」

「入寮についてです。大きく3つ①時間厳守です。②必要なことは先に言ってください。③異性の連れ込みは禁止です。続いてご両親についてですが、あなたの成績ですとご両親を魔都で暮らしていただけることも可能ですがいかがなさいますか?」

ジャック「両親に任せます。もし可能でしたら家だけもらって来れる時にくるみたいな感じが一番嬉しいのですが」

「わかりました。確認の上、後日ご報告いたします。それではこちら今日から501号室です」

ジャック「ありがとうございます」

「良い学園生活を」

アリーユ「お、意外と早かったね」

ジャック「そうだね、テキパキしてる感じ」

アリーユ「やっぱり寮は男女別なんだね」

ジャック「アリーユ的にはいいんじゃない?変な虫がつかなくて」

アリーユ「そうね」

ジャック「学校内の見学ってできないのかな?」

アリーユ「今日は学校自体休みだからどこ行ってもいいらしいよ」

ジャック「そうだなぁ、アリーユは一緒に行く?」

アリーユ「そうね、どんなところか見ておこうかな」

ジャック「それじゃ明日からがんばろうか」

アリーユ「また明日」

―501号室―

ジャック「なんかすごい豪華な部屋だなぁ…」

基本的なものは全て揃っており、ベッドも見たことのない大きさだ。

ジャック「アリーユのおかげでここまで来られたな…」

ふかふかのベッドに寝転んで、いつの間にか寝に入る。

楽しい、楽しい学校生活が始まる。

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