"足跡"

闇に任せて...

あなたのお気に入りの花が枯れてしまいました。

私は、寝ている間に爪を噛む癖があります。

あなたが得意とする、人生について話すときの表情。

とても気分が悪い...あなたの声が凄く嫌いです。


ゴメンね、私には時間がありません。

外が騒がしい、もう避難し始めたようですね。


隙間から明るい光が、私を照らします。

そしてまた...爪を噛みながら...泪を...


血塗れの鋏を手に取り、奇声を上げて叫び狂う。

もういいよ、重い石を背負って夢に落ちましょう。

黒い雪は、誰も裏切らないのでご安心ください。

しっかり、足跡を残す事を誓います。


『あっ...』


もう一つ、言い忘れた事があります。

私は、あなたの存在が本当に嫌いです。

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