七日目
第10話
今日も朝のルーティンを済ませゴブリン狩りに出掛ける。
毎日増え続けるゴブリンに対処するには狩り続けるしかないからだ。
そして午前中の一杯いつも通りに狩りをし続けた結果九六匹ものゴブリンを殺すことに成功する。
よくよく考えてみるとこの数字は以上だ。
恐らくスキルの恩恵だけではなく、レベルも身体能力に関係しているのだろう。
なので試しに庖丁ではなく素手でゴブリンを殴ってみたのだが頭が破裂した。
どうやら私は既に人外の領域に足を踏み入れてしまっているようだ。
明日からは庖丁は持たずに素手だけでゴブリン狩りをする事にしよう。
そしてお昼、一度自宅に戻り昼ご飯を食べる。
ステータス
伊勢開成
レベル84
SP3
スキル
身体操作5
身体能力強化4
魔力知覚6
魔力操作5
索敵4
隠密4
経験値65/84
昼食を食べ終えSPをスキルに割り振った。
今回は魔力感知を六にするだけに留めSPを貯める。
そして午後もゴブリン狩りに出掛けた。
午後のゴブリン狩りはすこぶる順調であった。
何せ庖丁で殺すよりも短時間でゴブリンを殺すことが出来るのだから。
なので午前中よりもゴブリン狩りの成果が多く、百一匹のゴブリンを殺すことに成功した。
そして、日も暮れてきたので自宅に戻り夕食を食べお風呂に入りSPを割り振った。
ステータス
伊勢開成
レベル92
SP5
スキル
身体操作5
身体能力強化4
魔力知覚6
魔力操作6
索敵4
隠密4
経験値72/92
魔力操作を六にした時、何かがカチリと嵌り何か力が目覚めたような感覚に襲われた。
私は急ぎ新しくスキルが取得出来る様になっているのではないかと確認をしてみる。
そして、そこにあったのだ属性変換という各種スキルが。
これが恐らく魔法を発動するために必要さ要素だろう。
火・水・雷等様々な属性変換が存在している。
私は何時でもライフラインが途絶えても良い様に、水の属性変換スキルをまずは取得する事にした。
ステータス
伊勢開成
レベル92
SP2
スキル
身体操作5
身体能力強化4
魔力知覚6
魔力操作6
属性変換・水2
索敵4
隠密4
経験値72/92
属性変換・水スキルを取得すると知識が流れ込んできた。
魔力を水に変換するための知識だ。
私は急ぎ台所に行き魔力を使用して水を生み出してみる。
台所にシンクの上で掌を上にし、自身の魔力と周囲に魔力を混ぜ込みそれを水に変換した。
そうすると、私の掌に水が見事に出現したのだった。
私は魔法を手に入れた。
そして、この水を操作するためには魔力操作を用いることで、水を操作出来るのだ、と言うことが流れ込んできていた知識で解ったいたので、私は掌に産みだした水の塊をぐにゃりぐにゃりと形を変えてい見た。
その後は水をさらに生み出しつつそれを圧縮することにも挑戦してみた。
これも見事成功し、掌の上の水は水とは思えない程の堅さを持った何かになっていた。
魔力操作のスキルの数値が高いお陰だろうこの結果に満足して、私は掌の水を魔力に戻していく。
因みにだが、何故私が私の中の魔力と、周辺に在る魔力を混ぜて水を生み出したのかというと、私の体内魔力の節約のためである。
やはり身体の中に在る魔力よりも自然に存在する魔力量の方が断然の多いためこの様な方法を取ってみた。
私は新しく手に入れた魔法のと言う力に気を良くしつつ床についたのだった。
二〇二〇年一月七日二四時、今日もまた黒い渦が現れそこからゴブリンが現れた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます