第46話飲みながらケンカ
母親がまた、お金を貸してくれ!と、言う。
僕はスパークリングワインを半分位飲んだ所でキレた。
借りるなら、健常者の弟から借りろと。
僕は既に、この馬鹿親に数百万円貸している。
大学の教育ローンも生活費に使い、僕は退学に追われた。
全部、親が悪いんだ。
僕は独学で勉強して、英語必須の貿易会社に勤めた。
しかし、親は僕の給料日やボーナス日を知っていて、お金をせびってきた。
それなのに、父親は夏祭りで1万円分家族に焼きそば、お好み焼き、ビールを買ってあげたのに、ケチと言った。
子供は親を選べない。
だいたい、高校時代のアルバイト代をせびる親であった。
数百万円の借金をした。結婚してから、債務整理して完済したのだが。
酒も入っているために、母親に積もり積もった怒りをぶつけた。
すると、こういう。
「もう、晩御飯は作らない。勝手に晩御飯は好きなものを食べなさい」
と。
あぁ〜、いいとも。
誰のお蔭で、名古屋の家を見つけて、仕事まで就けるようになれたのか。
また、妻からもらったテレビも見ないから捨てたい!と、言いだした。
勝手にしろ!
こいつが、借りるからお金が足りないのだ。また、貸せないとご飯が食べれない。
糞オヤジは一番金のかかる死に方をして、地元では有名だ。悪い意味で。
また、借金が出来た。この糞親のせいだ。40万円作らないといけないと言われて、僕は借金した。
もちろん、安全な銀行から。
そして、母親は親戚に借金をしていて、今まで何十年も放ったらかしにして、急に全額返せ!と、言われたのでまた、僕は借金した。
障がい者の息子に借金までさせる馬鹿親。
ホントなら大学卒業して、教師になりたかった夢を潰した。
恨みしか無い。
今夜の酒は一際、不味かった。
明日から、母親とは食べない。
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