第四十話 異世界転生
目を覚ますと俺は知らない部屋で寝ていた。
「んんっ?」
声がいつもの声じゃない。
手も練習で豆だらけのゴツゴツさがない。
ん?
隣には金髪の男が。
「おはよう、エリー」
俺はエリーなのか? すると男は俺にキスをした。
慌てて目を覚ました。
現実に戻ってた。
上半身裸の磯田が俺にキスをしてた。
「おはよ」
※※※
「な、な、な、な、???? おは? え?!」
ベッドにはビールの缶が転がってた。
頭も痛いし。二日酔い?
昨日酒飲んでたのか? 中休みで……確か……磯田と飲んで……飲んで……。
記憶にない。
全裸の俺の目の前に同じく全裸で赤ら顔の磯田。
「すごかった、シバ」
お願いだ、このわからん状況……異世界に連れてってくれ!!!!!
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