黒魔女亭の怪物(クリーチャー)
夜むら
プロローグ
とある国の森の中にある、真っ黒な館には、真っ黒な姿をした魔女が住んでいる。
その魔女は来る日も来る日も魔法の研究に明け暮れるうち、
齢はゆうに数百を超えた。
それだけの長い年月を魔法の研究のみに捧げたその魔女は、
やがて人知を超えた存在となり、あらゆる望みを叶えられる程の力を得たと
噂されるようになる。
すると、その力に救いを求め、時折その魔女の住む館に人が訪れるようになった。
しかし、その魔女は己の欲望の為に、人の道に背き、
あらゆる禁忌を犯す事も厭わない常軌を逸した人物であった。
故に、それを頼る者もまた、人の道に背き、禁忌を犯す覚悟を
背負わなければならない。
いつしか、その魔女の住む館は「黒魔女亭」と呼ばれるようになった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます