第21話
コトヤ「受かったってこと?」
ユーリ「そうみたい…?」
???「最後の試験は自分から攻撃をしないことが条件だったからな」
ユーリ「カイジュ?どういこと?」
カイジュ「だから人の話を聞けって言われただろうが、一番最初にあの人が言ってるんだ。“仲間を傷つけることはよくありません”ってな」
コトヤ「あー、確かに言ってたかも?」
ユーリ「人がわるいよ…全く…」
カイジュ「人の話を聞かない奴らが受かることを許さないんだろ」
『それではみなさん、今日は大変お疲れ様でした。先生の指示に従って入寮手続きを行なってください。明日はクラス分けの発表とそれに基づく色々なことを行なっていくので今日はしっかり休んでくださーい。ちなみに私は校長です。よろしく〜』
受験生一同『えぇー!』
―入寮―
コトヤ「僕は…ここか。1102号室…たっかいなぁ。色々遠いし…」
ガチャ。ドアを開ける。
???「君が最後か?」
コトヤ「コトヤです。よろしくお願いします」
クウト「僕はクウト、一応王族なんだけど、ここでは階級差別とかはないから気にしないでね」
セツガ「セツガ、貴族の出だけど同じく階級は気にしないでくれ」
ユウジ「俺ユウジ!農民出身だ!よろしくな!」
コトヤ「なんか面白い部屋割りなんだね?」
クウト「階級差別を無くすように普段からこういう風にしてるんじゃないかな?」
セツガ「たまたまにしちゃでき過ぎてるし」
ユウジ「それより、みんなはどんな魔法が使えるんだ!?」
クウト「派生金、火、土、だね」
セツガ「派生氷、風、水だ」
コトヤ「言葉?」
ユウジ「派生木、風、土だ!」
クウト「コトヤの言葉って何?それ魔法?」
セツガ「音魔法の派生じゃないのか?」
ユウジ「聞いたことない!」
コトヤ「うーん、まだ研究中?ってことで」
クウト「でも、一次試験を突破できたんだから実力はあるってことじゃないの?」
コトヤ「一次試験ってなんだったの?」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます