第8話 『異次元的美女』


 ある、病院か、療養所か、寮に入れられていたとき、なんらかの都合で女性がふたり運び込まれてきたが、この方々が、絶世の美女であり、とくにひとりは、一目みただけで、目が飛び出し、錯乱状態になるのだという。


 ちょうど、その横を通りかかっていたので、うっかり、見てしまわないようにめをつむって通過した。


 しかし、自室に着いてみれば、なんと、そのふたりがやってきているという。まるで、ワープをしたみたいだ。


 大混乱になり、知人ひとりは、目が飛び出して錯乱しているから、でたらめなおまじないを教えてあげた。(悪い奴だあ😃)


 それから、人が折り重なって脱出しているなか、どうやら、ぼくが、目をつけられたらしく、さかんに、迫ってくるも、とにかく、無視して、なんとか脱出。


 街に逃げ出したのである。


 ところが、安心もつかの間、そのおふたりさまが、後ろから迫ってきていた。


 なにやら、周囲の人たちを操り、ぼくに迫ってくる。


 ああ、絶体絶命だあ。



   🐼🐼🐼🐼🐼🐼



 そもそも、ぼくには、かつて一度もなかった、素晴らしい話ではありませんか。


 なんで、逃げるのか?


 ぜったいに、見るべきではないのか?


 いやいや、それは、倫理にも健康にも反する行為である。


 メドゥーサさま的な危機である。


 

 で、結局、なんの夢なのか?


 まるで、意味が見いだせない。


 びーちゃんは深夜テレビに夢中で、おふとんは、空いたままだけど、いつものこと。


 無意味な夢である。



      🙎フン!


 


 


 

 

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る