『今日のゆめ』

やましん(テンパー)

第1話 『ふみきり』


 或る夜中のこと。


 ぼくは、同僚とともに、道路にずらっと一列に縦にならんで、パソコンかなにか開いて、仕事をしていました。


 なにをしていたか?


 わかりません。


 しかし、ぼくの前の人は、ちょうど踏み切りの内部、線路の上にいました。


 深夜で、もう、列車はこないはずでした。


 でも、ぼくは、なんだか、いやあな予感がしました。


 だから、前の人に、ちょっと避けた方がいいと、言おうかと思いましたが、あり得ないことなので、思いとどまったのです。


 その直後、高速で列車が通過し、その人は吹き飛びました。


 ぼくは、物凄く後悔しました。


 それで、家族の方に、事実を話そうと思いましたのです。


 ところが、ぼくの事情聴取もなく、ひたすら事故として処理されたのか、あっという間に、近くの葬祭場でその方の葬儀が始まりました。


 ぼくは、それでも、その方の実家に、友人と2人で、ぼくの車で走りました。


 でも、どこでどうなったのか、道を間違え、大きな川沿いの、車一台やっと通れるくらいの狭い道に入りました。その道は、やがて、狭いまま高架橋になり、ついには、ギザギザ、ぎたぎたになりながら、急に落下して行きました。しかし、なんとか走り続けたのです。対向車もかなり来ましたが、なぜだか、ぶつかったりしないで、なんとか交わしながら、やがて、広い道に出たのでした………。



   😳😤😪😪😝😜😡😠



 これは、なんなのでありましょうか。


 たくさんの線路に挟まれて、電車などに、轢かれれそうになる夢は、ときたまあります。


 また、自動車が、川沿いの狭い道に入り込んで、ときには、洪水になり、困ってしまう夢も、わりに、あります。


 しかし、この、前の人が列車に無惨にはねられる夢は、初めてのようです。


 たぶん、問題は、この、前の人が誰だったのかにあります。


 なんとなく、見覚えがあるのです。


 偉い方でしたがあまり、よい、イメージはない。


 つまり、もしかしたら、夢の中で、小さな復讐をしたのかもしれない。



  ま、夢ですから 😌🌃💤


 

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る