異世界に転移したらスキルがゲームだった。〜可愛い女の子達と領地を広げていく〜
あに
第1話 異世界に御招待
夏休みの午後、
「タカシー!荷物よ!」
下から母親の声が聞こえる。
「はーい!」
ゲームをストップして取りに行く。
「何これ?」
「あんたも変なものばっかり頼むんじゃないわよ!」
「いや俺はなんか買った覚えはないけどなぁ」
本当に身に覚えのないでかい段ボールだ。
部屋に持って上がるのも苦労した段ボールの中を確かめるためにガムテープを剥がすと。
「鎧?に剣?」
一応つけてみるとしっくりくる。
なんか紙ははいって…あった。
『ご当選おめでとうございます。
異世界にご招待します。 神より』
「え?」
そこはもう自分の部屋ではなかった。
森の中で俺はひとりだった。
これどうすんの?
上を見ると段ボールの中から俺の部屋が見えるが届きそうもない。
「うわ、まじでどうしよう?」
とりあえず剣を抜いて周りを調べる。
スライムがいたので斬って見たら溶けてなくなってしまった。
『レベルアップしました』
『レベルアップ?!」
『ステータスの確認をしますか?』
「す、ステータス」
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タカシ 16歳
レベル1
スキル メインクラフト
ユニーク ゲーム
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「スキルがメイクラ!?」
じゃ、じゃあ、まずは木の枝を集めて、木ってパンチで壊せるのか?
思い切ってパンチしてみると痛くない。
何度かやるとブロックになる。
あっ、自動で取れるわ。
まずは作業台を作って、木材を加工して斧にする。
木の斧の完成だ。
とりあえずは見えるとこから整地しないとな。
俺は一心不乱で草を刈り木を切り整地を行う。
あそこまで登れたら帰れるのかな?
とりあえずは豆腐でいいから家を作る。
その後は、ダンボールまで梯子を作って登っていくと帰れた!
「あぁー。つかれた」
ようやく一息つき段ボールを閉める。
「今の現実だよな?」
もう一回段ボールを開けると豆腐の家の中に戻る。
ここが初期地点なんだ?
ということは、ここは異世界で俺はチート持ち!?
とりあえずは段ボールを安全な場所に置いとかないとな。帰れなくなったら大変だし!
俺は梯子を登って段ボールをどこに隠すかを探す。
とりあえずはクローゼットの中で場所を確保するか!
クローゼットの荷物を整理して段ボールが綺麗に収まるようにした。
部屋の鍵をかけて異世界に飛び込む。やっぱさっきの場所だ。ダンボールの位置がずれてるから梯子を変えないとな。
梯子を撤去して豆腐の家を壊して段ボールの真下に来るように梯子を設置する。
家を作ってカモフラージュしよう。
木材をとって来て土や石をとって来て暖炉の中からハシゴに行けるようにした。暖炉はやばいかな?隠し扉にしよう。暖炉の位置を調整して隠し扉の奥に梯子が来るようにする、でえんとつを付ければなんの問題もないように見えるだろう。
『タカシーごはんよー!』
遠くから母さんの声が聞こえる。
やっべ、早く戻らないと。
急いで戻って服を着替える。と下に降りて行ってご飯を食べる。
「じゃあ、風呂は最後でいいから」
「分かったわよ!勉強もちゃんとしてちょうだいね!」
「分かってるよ」
自分の部屋に入って深呼吸をする。
段ボールに入ると部屋の中に現れる。
とりあえずここにベッドを置いてソファーにテーブルにキッチン、照明はとりあえず松明でいいか。
窓を作って屋根も作ると家一号の完成だ。
後はここら辺を整地して、水がないな。
水源を確保しなきゃ。
スライムを倒しながら水源を探す。
迂闊だった、敵はスライムだけじゃないんだった。
ウルフが出て来た。
やはりリアルになると怖いな。
飛びかかってくるので避けざまに剣を振るうと“ぽん”と毛皮になる。現在のレベルが3、これじゃ危ないよな。
でも水源を探すとあった!
いいところに川があるので掘って水源を確保する。あとは柵だな。
村を作るとして広めに作っておくか、
だいぶできたけどここからどうすんだ?
地下を掘ってダイヤでも見つけるか?
ここに人が来る前にもっと改良しないとな。家をやや崩して塔を建てる階段をつくり隠し扉で段ボールを隠す。柵を頑丈な壁にして堀を作る。穴を掘って鉄鉱石をインゴットにして、鉄の門を作る。これで誰も入ってこれないだろ?
あとは適当に住む家を何軒か作った。
鉄の斧、鍬、鎌を作って整地をする。
地下は階段をつけて登り降りできる等にする。
まじでメイクラだな、地下を掘り進めて銀鉱石に金鉱石、ダイヤを発見したのでダイヤの剣もつくる。
異世界なら魔法とかもしたかったけどなぁ。
まぁ、これも魔法みたいなもんか。
よし、この山一帯を全て基地にしよう。
それから孤独な戦いが始まった。夏休みを全て使い、山を整地してモンスターと戦い激戦の末勝った。
そして山と同じくらい広い敷地に今豆腐の家を建てている平面にしたので何を作ろうか悩んでいる。
街でも作ろうかな?よしそうしよう。
一軒ずつ丁寧に作っていくまだ三分の一も来てないのに飽きて来た。
そうだ。城は必要だな俺の住む場所なんだから、城造りに取り掛かる。
もちろん段ボールの下に作っていく。
大体完成図が見えて来たのでやる気が出て来た!
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