第3話 合流

職員「はい!これで冒険者の登録は完了です!依頼はボードから受けてくださいね!」



二人とも冒険者の登録が終わった。



サヤ「これで名声を手にいれて…」



レド「恋人の流れをつくって…世界を…」



サヤ・レド「救う!!」



晴れて二人は冒険者となった。



サヤ「とりあえず薬草採取とか…簡単なのから…」



サヤは薬草採取の依頼をこなすことにした。レドも同様に、それをしながら合流できればいいなと考えていた。が…二人の薬草採取の依頼は別々の場所であった。



サヤ「うーん…レドに会えなかったな…一回合流したい…」



一応依頼をこなし、ランクが一つ上がったがうかれていられない…すると誰かが…



「なんか、人間で凄腕冒険者の推薦を受けた奴がいるらしくて…怖いわ…」



サヤ(!!レドのことかな…?凄腕ってどんな感じなんだろ…マッチョなのかな…)



的外れな考察をしているサヤだったが、レドということは当たっていた。



サヤ「よし!どんどん依頼受けようっと!」



サヤは意気揚々と依頼に励むことにした…





レド「さすがに採取場所は違うよな…サヤの噂をきかないが…大丈夫だよな…?信じるしかない、俺も依頼に励まないと…あの、このイノシシ?の依頼を受けたいんだが…」



職員「あ、ハンターボアの依頼ですね!…でもその前に装備を整えてくださいね!危ないですから。」



しまったとレドは思った。依頼をこなす上で重要な装備を忘れていた。



レド「どこかおすすめの装備屋はないか?」



職員「えっと…この道通りを左に曲がって…」



レド「……わかった。ありがとう、行ってみる。」



職員「いえいえ!これが職員の役目ですから!」



レドは装備屋へと向かった…コンコンッ



レド「あー…ハンターボアの依頼を受けようと思ってるんだが…いい装備はないか?」



店員「それなら…この防具とナイフがオススメですよ。薬草採取で稼いだお金の使い道にぴったりです!」



店員はレドに装備を手渡した。



レド「ありがとう。これで足りるか?」



店員「はい!ご利用ありがとうございます!」



レドは装備を新調し、ハンターボアの依頼を受けた。

依頼の場所は森のなかだったので、薬草採取と併用して受けることにした。



レド「ここにハンターボアがいるはず…」



辺りを探索していると…ハンターボアの死体があり…そのそばに誰かがいた…



レド「誰だ?人間か?」



「その声は…」



その人物がレドに抱きつく。こんなことしてくるのは一人しかいない。



サヤ「レド!会いたかった…調子どぉ?」



レド「サヤか…無事でよかった。調子はいい感じだぞ。それで…今思い付いたんだが…俺たち、一緒に依頼受けないか?いわゆるパーティとか言うやつなんだが…魔族と人間が一緒に闘っていれば、信じる者もいるんじゃないかと思って。」



サヤ「そうだね!それに…一緒にいられる…!」



レド「はは…バレたか…それが一番だよ…」



二人が話していると…そこへ…



「おい、貴様…魔族か…?」



誰かが声をかける。



レド「俺は人間だ…」



サヤ「…………魔族だ…」



「やはり…悪いが殺させてもらう…!」



レド「待て!こいつには訳があるんだ…!」



そういい振り向くと…



レド「ロナか!?」



ロナ「え?レド!?」

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