第19話

プロフィールにTwitterアカウントの登録?してみたのでもしよければどうぞ…

ちなみにTwitterはほぼほぼ触りません!

あ、でもTwitterのDM?にキャラ設定とか決まってるならこういうキャラよくないですか?

というのは嬉しいです!新キャラの名前や設定が一番大変なのです…

今は凛ちゃんのコラボ相手の名前や設定を考えてますので、こういうのどうです?

というのがあれば採用するかもです!勿論感想で送ってくれても大丈夫です!




――――――

「ん…綺麗。」


適当に散歩をしていたら、すごく綺麗な場所を見つけた。

崖になっていて危ないけど、ここから見える景色は綺麗だ。


視線を向けると真っ先に目に入るのは大きな大きな滝。

その滝の大きさは、大きすぎて下が見えないくらいだ。

この滝だけでも凄いのに、さらに凄いのはその滝の上の方にある、地面の部分には木がたくさん生えている。


沢山の木によって光が遮られていて、木漏れ日だけが当たっている。

その景色がとても幻想的で、わたしはつい呟いた。


「ここ、凛とか皆連れてきたい。」


呼びに行こうか悩むが、まぁいいや、という気持ちが勝ち、わたしはこのまま崖に座って時間を潰すことにする。

何かあれば一華が【転移魔法】で跳んでくるだろうし。


ん…ここ、眠たくなる…

マスター連れてきたら喜びそう。


「リル、あなた何してますの?」


「ん、ここの景色見てた。

綺麗な場所。」


一時間くらいその場でぼーっとしていると、一華が呼びに来た。

呆れるように言われたので、事実だけを素直に言う。


「まぁ確かにここ、綺麗ですわね。

ご主人様達を連れてきたら喜びそうですわね?」


「わたしと同じこと考えたね。

今日はいいけど、いつかつれてくる。」


「まぁ今はご主人様寝てますし、連れてくるにしても早くて明日ですわね!」


どんな反応するか楽しみだね。





――――――


「あ!

二人ともおかえりー!」


私はキャンプの用意を終えて、カスミちゃんをキャンプの中で寝かせた。

その後にご飯の用意をしていると、リルちゃんと一華さんが転移してきた。


ちなみに配信はもう切ってるよ!

また明日、探索始める時にする予定!


当たり前のように転移してくるけど、もう突っ込むのは諦めた。

なんかネットで反応見てる限りだと【転移魔法】が頭おかしいくらい強いって言う反応しかないよ。


実際問題、聞いてみたらショートワープ?なら咄嗟に出すことも出来るらしいし、戦いの途中でも使えるんだよね。

こんな魔法使えるモンスターとやり合うのは嫌だなぁ…


「ん、綺麗な景色を見つけたからそこを見てた。」


「わたくしは迎えに行った後に少しだけお話してましたわ!」


「え、そんな綺麗な場所があるなら私も見たいかも!

明日の朝にでも見に行かない?」


「ん、わたしも皆を誘おうと思ってた。

マスターが起きれたら、明日行く。」


まぁ起きてくれるのを祈ろうかな。

…よし!

ご飯できたし、カスミちゃん起こさないと。


「カスミちゃんー!

ご飯だよ!起きてー?」


「んにゅぅ…」


「「可愛い(ですわ)!!()」」


「凛、きちんと起こすべき。

一華もしっかりする。」


そう言うと、リルちゃんはカスミちゃんを抱き上げてゆさゆさと揺すって起こす。

こういう起こし方もあるんだね?


…私も今度やってみよ。

リルちゃんに揺すられると、きちんと目が覚めたらしく眠そうにこちらを見てくる。


「カスミちゃん、おはよ!

ご飯できたから起こしたんだ!」


「ん、わたしが」


「そう!

リルちゃんが起こしてくれた!」


「んにゅぅ…凛ちゃんとリル、ありがと〜…

でもまだ眠いよ〜…」


そういうや否や欠伸をしてうとうとし始めるカスミちゃん。

まずいね、早くご飯用意しないと!


「用意してあるから机に並べて?

そしたらすぐ食べよ!」


「ん、組立式の机、大きい。

一華、手伝って」


「わかりましたわ!」


リルちゃんが軽々と大きな机のパーツを運んで、一華さんが組み立てる。

慣れてるね?と思うくらいぱっぱっと組み立てられて、少しだけ私は驚く。


でも直ぐに正気に戻り、組み立ててくれた机の上に作った料理とお皿を並べる。

カスミちゃんは眠そうにしながらも飲み物の用意を手伝ってくれたよ!


「じゃあ食べよっか!」


「ん、凛、いつも料理ありがとう。」


「わたくしたちは誰も料理できないんですわよね…

いつもありがとうですわ!」


「ん〜、美味しいよ〜。

いつも凛ちゃんありがと〜」


「ふぇっ!?

そ、そんな急にお礼言われても…照れるだけだよ!

は、早く食べよ!」


私は恥ずかしさから赤くなった顔を俯いて隠しながら、急ぎめに食べ進める。

周りから少し笑い声が聞こえるので、一華さんとカスミちゃんが笑ってるんだろう。

リルちゃんは無表情で食べ進めてるのが視界の端で見えたからね。


そんな感じに皆で雑談しながらご飯を食べ終える。

そのままカスミちゃんが寝そうになったので、食べてすぐ寝るのはどうかと思い止める。


「凛ちゃん〜、寝ちゃダメ〜…?」


「ぅ、可愛い…

でも、ダメ!ほら、もう少しだけお話しよ?」


「マスター、食べてすぐ寝るのは人間としてダメらしい。」


「ほら、リルちゃんもこう言ってるよ?

何かお話しよ?

それか何かしたいこととかない?」


「したいこと…寝たいよ〜?

でもダメって言われたし…特に作りたいものもないし〜…」


「…なにかすることって言ったら真っ先に何か作るってのが思い浮かぶんだね?」


苦笑いをしながら私はカスミちゃんに言う。

するとカスミちゃんは少し不思議そうにする。

…なるほど、カスミちゃんからするとそれが当たり前になってるんだねぇ…こわい


「そ、そういえば、カスミちゃんって鍛治以外の生産系って何か出来るの?

このお守りとか、鍛治じゃ無理そうだけど…」


そう言って私は、貰ってからお風呂の時以外ずっと付けっぱなしのお守りを取り出して聞く。

このお守り、何か一つの生産系で出来るようなものじゃない気がするんだよね…


「んー?

そのお守りは〜、錬金術と〜、裁縫と〜、鍛治の三つを使ったよ〜?」


「え?

み、三つ?

一つの制作物に三つも使うの…?」


「うん〜。

それ〜、ボクの最高傑作なんだ〜。」


…これ、あの時にもしかしたら武器貰ってた方が良かった…?

魔剣聖剣どころか、神剣すらも簡単に作る子の最高傑作って…怖すぎる…


「そ、そっか。

そんなやばいものだったんだぁ…」


この刀も相当ヤバい代物なんだけど…

多分このお守りの方が凄いんだろうね。

…それだけ愛されてるって思おうかな。


私を心配してくれてるから、こんなものをくれるんだと思うし。

うん、そう思ったらさっきまで怖かったものも愛しく思えるね。


「凛、今日、雑魚としか戦ってない。

わたしと組手する。」


「あ、ずるいですわ!

わたくしもたまには戦いたいですの!」


「…二人で戦えば?

私、力加減失敗して殺されたり、したくないよ?」


苦笑しながら二人に言うと、二人は心外だと言いたげに頬を膨らませる。

一華さんはまだしも、リルちゃんまでそんな表情するんだ…少し、いや、かなり意外だったね。


二人とも可愛い。

いや、リルちゃんはともかく、圧倒的お姉さんな見た目の一華さんを私が可愛いって思うのはどうかと思うけど、思っちゃったんだから仕方ないよね。


「…仕方ない、じゃあ一華、久しぶりに人型での勝負、しようか。」


「仕方ないですわね…

えっと、とりあえずは周りに被害を与えなければなんでもありで行きますわよ?

いつもの場所なら兎も角、ここだと脆いのですわ。」


「ん、大丈夫。

いつもなら転移するけど、今回はここでやる。

だから凛、見えるようならきちんと見て学ぶこと。」


「んぇ!?

あ、う、うん!そりゃぁ学ぶよ!」


「まぁ今の凛さんで見えるかは不明ですわね。

きちんと見るなら後レベル1000は欲しいですわね…」


「なら見えるように【身体強化】系統は禁止にする。」


「あら?

よろしいのでして?

わたくしが有利になりますわよ?」


「ん、この程度のハンデで、簡単に負けることは無い。」


「ふふふ…やりますわよ?」


「凛、離れておいて。」


そんなこんなでリルちゃんと一華さんの戦闘が始まっちゃうようですよ?

私に見て学べって言うけど、レベル差考えたら無理だよね。


【身体強化】なし…ってことは普段は使うんだね…

【身体強化】って、使えるようになるまで大変って聞くけど、頑張ったんだろうな…


あ、始まっちゃう…!

怖いけど楽しみだね!


「じゃあスタート…」


そう言うと、既に私の目で捉えられないくらいの速度で一華さんに突っ込んでいくリルちゃん。

ヤバ…もう見えないや…

私の目にはほとんど何も見えないんだけど、どうなってるの??





――――――


「じゃあスタート…」


わたしは、とりあえずの様子見として真っ直ぐ突っ込む。

そのままの勢いで、帯剣していた剣を抜き切りかかる。

勿論、これはマスターに作って貰った剣なので、いくらわたしでも、切り傷は負う。

それどころかきちんと扱えばわたしも切れると思う。

でも…


「【第四戒結界】」


「ただの斬撃に第四戒って、相当警戒してるんだね」


「そりゃそうですわ。

何せご主人様作の剣ですもの、鋭さは知ってますわよ!」


こんな雑談を話しながらも常人が入ってきたら即死するような攻撃を互いに放ちあっている。

わたしは剣戟と体術を合わせた攻撃をし、一華はその攻撃を的確に結界で防いでくる。


「むぅ…やっぱり決め手に欠ける。」


「次はこっちからですわよ!

【符術・雷撃符】」


「…っ、」


その御札を見た瞬間に、わたしは咄嗟に後ろに下がる。

すると、さっきまでわたしが居た場所に御札が落ちて、凄まじい轟音と共に雷が迸り、地面に穴が空く。


ちなみに音に関してはきちんと防音結界を一華が張ってくれてるから、他人の迷惑になることは無い。


「…危ないな。

行くよ…」


「ッッ!!

ぐっ…身体能力相変わらず頭おかしいですわね…ッ!!

ですが、近寄ると危険なのはあなたも同じですわよ!」


わたしは、足に力を入れて、思い切り地面を蹴る。

かなりの音と共に一華との空いた距離を一息で詰め、そのまま全力で蹴り飛ばす。


そのまま、と共に吹っ飛ぶ一華。

多分片手で蹴りを防ぎながら咄嗟に後ろに跳んで威力を弱めた…。


なら、もう片手は?


「ッ!?」


「【符術・爆雷】ですの…!」


「がっ…ッ!!

ふー、痛い…流石に、やる」


わたしが蹴った瞬間にわたしの腰辺りに御札を貼っていたらしい。

気付かなかったわたしは、モロに爆発を喰らってしまい、かなりのダメージを負う。


「まさか、この程度で終わりじゃ無いですわよね?」


「…当然…!」


わたしは、獰猛さを隠そうともせずに笑みを浮かべ、また一息で距離を詰める。

遠距離でも戦えるけど、遠距離で一華には勝てない。

【結界術】と【符術】以外にもいくつもの手札が一華にはある。


勿論、一華だけでなく、わたしとマスターもいくらでも手札は持っているけど、遠距離だとわたしじゃ一華には勝てない。

こちらからの攻撃は【結界術】で完璧に防がれるだろうし、そもそもとして天狐自体が遠距離メインの種族だ。


わたしの種族であるリンドヴルムも、どちらかと言えばブレスや魔法などの遠距離メインだけど、ドラゴンである時からわたしは特殊で、基本近寄って鉤爪や足で戦ってた。


だから、人間形態でもわたしは近接の方が得意になってる。

戦いはとりあえず仕切り直し。

いや、わたしの方がダメージ受けてるかな。

でも、まだ余裕で戦える。


勝負はここから…!




――――――

【後書き】


小説内に登場した滝は、超巨大化した鍋ヶ滝のようなものだと思ってくれれば…!

ちなみに、この二人が戦っているのを見ている凛ちゃん


「…こんなのに追いつこうと思ってたの?」


心折れちゃいますよぉ!?w

ちなみにカスミちゃん


「眠たいな〜…」


マイペースですね!

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