第13話
ヒジリ「それじゃ、行こう」
4人は警告文をスルーして、中に入っていく。
―ダンジョン_エターナルラビリンスー
ヒジリ「エターナルラビリンスって永遠迷宮?」
ユズ「これは確かに負けたのか終わってないのかわからないな」
ミオ「こういう時って変な場所は触らない方がいいですよね」
コトリ「そうだね、気をつけて行こう」
―
ヒジリ「全然わからない…」
コトリ「敵も強いわけじゃないしね?」
ユズ「ダンジョン内ではログアウトもできないみたいだね」
ヒジリ「すると実質9時間くらいでクリアしないと強制ログアウトを食らうってことかな」
ミオ「あ、メンテナンス」
ユズ「入る時間ミスったかもね…」
ヒジリ「まぁ、頑張ろう…?」
ミオ「ヒジリさん?」
ヒジリ「ここ入口だ。同じ場所回っているみたいだね」
ユズ「何回も回れば行けるようになっているのか、それとも全く別の道があるのか」
ヒジリ「うーん…ちょっとみんな離れて」
ハンマーを振り上げ、壁に打ち付ける。
とても強い衝撃が手に響き、ハンマーを落とす。
ヒジリ「いってぇ…」
ユズ「でも間違えではなかったみたいだよ」
ユズの指差す方をみる。砕けた場所が1箇所。
ヒジリ「まさかここから?」
再び、ハンマーを持ち脆そうな場所にハンマーを打ちつける。
グラグラと壁が破れる。
ユズ「ハンマーが使える職業ってなんだ?」
コトリ「大工とかじゃないの?」
ユズ「そういう人は冒険じゃなくて、街にいるはずだろう?ハンマーを持っている冒険家なんてそうそういないんじゃないかな。あとはそもそもダンジョンなんて攻撃できないと思う人が多いだろうし…」
ヒジリ「どうなんだろう。少なくとも僕は持っている人は見たことないかな」
ユズ「そもそも冒険エリアでハンマーを使える職業がいなかった場合のための自殺用の敵だったのかも」
ヒジリ「それじゃ行こうか…」
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