第4話

ヒジリ「夢職?音的には無職なんだけど…職業は転職場まで行かないとわからないのか…」

ログインしてからゲーム内で1日経たないと転職ができない。

現在は夕方あたり、再び狩りに出る。

フィールドに出ると最初の場所は全て埋まっていた。

近場ではさっきの娘たちが他の人たちと狩りをしていた。

他の人にバレないようにさらに奥へ向かう。今の所みんな最初の狩場で遊んでいるらしい。

パーティーの人数が多ければ多いほど経験値が分配されて、Lvが上がりにくくなる。

安定して倒せるが、経験値が美味しくないため、結果時間がかかるという…しかもリポップには時間がかかる。

ヒジリは1人また狩りに勤しむ。

夜になり、人が増えてきた。

奥の狩場にも人が増えてきた。そろそろこの草原エリアにも人が満員になるかもしれない。

次のエリアが解放されるのも次の日、人が来るまで狩りを続ける。

夜もになるとモンスターの強さが倍くらいになる。

僕は長剣があるため、攻撃力が他の人たちより高いが、みんなは装備品を買わないと強くなれないため、死んで街へ送還されていく。

周りから見ると不思議だろうな…見た目装備は短剣のままだから。

どんどん死にゆく人を片目で見ながらモンスターを狩り続ける。

ヒジリは結局朝を迎えるまで狩り続けられた。

朝を迎えるくらいになると他の人たちも武器が変わり、生き残る人も増えてきた。

一度街へ戻り、転職場が開くまでクエストを進めることにする。

あの娘たちは元気だろうか…そんなことを考えつつクエストを消化していく。

クエストを10個ほど終わらせるとアナウンスが鳴る。

『転職場が解放されます。中央北の転職場まで』

2回ほど流れる。ヒジリは転職場へ向かう。

クエスト報酬としては600Jとアイテムが少々。夜の方がドロップ率も素材もいいみたいだった。

転職場には人が多くいた。まだ解放されていないのかたくさん人がいる。

『これより転職場-ジョブリンカー-が解放されました』

多くの人が傾れ込む。

その波に飲まれ入っていく。

一人一人のスペースがあるのではなく、どんどん席に座ると転送されていく。

ヒジリも座り、転送される。

NPC「ジョブリンカーへようこそ。それでは早速お好きな職業をお選びください」

ヒジリ「えっと…夢職だっけ…あ、これ…U職?レアより上ってこと?」

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