助けたS級探索者は全員美少女だった件😓

「ぎしゃぁぁぁぁぁぁあ!!」


 口から炎を吐きまくるサラマンダー。


「ぎしゃぁ……」


 体内の炎が切れたようだ。


「そろそろだな……あんたら、サラマンダーを攻撃しろ」


 俺はリーダーぽっい剣士に声をかける。


「え、でも……サラマンダーには炎の鱗が」

「大丈夫だ。無効になっている」


 サラマンダーの特殊装甲、炎の鱗。


 魔力を帯びた鱗で、半端なく硬い。


 メタルスライム並みの防御性能を誇る。


「俺を信じろ。一撃で倒せるから」

「は、はいっ!!」

「まっすぐ歩けば、サラマンダーがいるから」


 俺は剣士の背中を押してやる。


「よしっ! そこだ!」

「やぁぁあぁぁぁぁぁあ!!」


 剣を振り下ろす。


「ぎしゃぁぁぁぁぁあああ!!」


 サラマンダーの断末魔。


「ほ、本当に倒した……!!」

「お、レベルアップしたじゃん」


 S級探索者たちは全員レベルアップ。


 レベル170→レベル350。


 神話級モンスターの経験値は多いからな。


 霧が晴れてきた——


「あ、ありがとうございますっ……! あたしたちに経験値を譲ってくれるなんて。倒せたのはあなたのおかげでなのに……」


 あたしたち……?


【湊様、イケメンすぎ】

【経験値エグいwww】

【白銀の剣、めっちゃかわいいやん】


「命の恩人ですっ……! ありがとうございます!」

「すっごく、カッコよかったです♡」

「お礼させてください!」


 4人のS級探索者たちは、


 全員女の子だった。


「あれは……サラマンダーの牙」


 サラマンダーの牙は、神話級武具の素材となるレアアイテム。

 

 前世でもレアドロップのアイテムだった。


「助けてもらったお礼に、せめてサラマンダーの牙を」


 ヒーラーの女の子が俺に牙を持ってきた。


「いや、俺はいいよ。デュランダルを持ってるし」

「え? 経験値をいただいた上に、サラマンダーの牙までくれるんですか?」

「うん。別にほしくないし」


 この時、同接は200万を突破していたらしい。

  


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幼馴染に嘘告された上にSNSで晒された俺、暴漢に襲われた人気美少女ライバーを助ける。バスって美少女ライバーたちに重く愛される

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