第240話 第3の大ボスへ挑戦前



 ジュンの招集から『銀月の使者』の全員が集まる。


「これから第3の大ボスに挑む。アルベルトがいるパーティからの情報たが、第3の大ボスはレイドのようだ」


「レイドならこの前みたいに2つに分ける必要はないわね」


 今回はレイドになるので『銀月の使者』全員で挑むことが出来る。


「アルベルトは1人でも挑むかと思ったが、流石に難しいと思ったのか挑戦はまだしてないようだ。だから、情報はレイド戦であることしかわからない。だから、非戦闘者は絶対に前へ出ないでくれ」


「わかりました! 隅っこでジッとしています!」


 マミが元気よく返事を返すが、メルナは苦笑しつつそう簡単ではないと理解していた。隅っこにいるだけで敵からの攻撃を全て避けれる訳では無いと。


「リーとボウは非戦闘者の護衛をした方がいいわね。もしマップ全域攻撃をされたら…………ジュンを盾にして生き残ってね?」


「おい!? その時は1回だけなら『リザレクション』で蘇生効果で防げるが、次が来たらどうするか考えないとな」


「タンクがいないからキツいね♪」


「……タンクなら人形で補充することは出来るけど、体力が少ないから長時間は無理」


 やはり、問題はタンクがいないことでマップ全域攻撃をしてくるモンスターにはキツい。レイド戦となれば、マップ全域攻撃は必ずしてくるだろう。

 どうしようかと考えていたら、ヨミが1つだけ案を思い付いた。




「あ、レイドは三チームまでなら一緒に挑めたよね?」


「ん? あぁ、こちらは11人だからもう一チームは入れるな。もしかして、誰か呼ぶのか? お前を信望している新人のイエローやレッドとか?」


「いえ、新人はまだレベルは低いからキツいでしょう。一緒にやってくれそうな人なら思い付くわ」


 ヨミには宛があり、この前に連絡先を交換しておいたので連絡は出来る。


「という訳で、あと一チームを呼んでいい?」


「リーダーに任せるさ」


「どんな人か楽しみね♪」


「こっちに攻撃しないなら構わないさ」


 一緒に戦えるなら構わないと皆が認めた。




「なら、連絡するから待っててーー」




 ヨミが連絡したチームはーーーー















「よぉ、久しぶりだな。あの時、見逃して貰った以来だな」




 ヨミが呼んだのは『激裂鬼夜羅死苦』であり、ルダンのチームだ。






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