〜109〜普通に歩くゾンビスタッフ。
中に結局はいるのにスタッフに案内され裏口から入ることとなった。
特殊メイクをしていて、ゾンビになっていた。
この店は怖いけど良いものが売っている。
ただ単に印象付けるためにとやり始めたが、怖すぎたためか心霊スポット扱いされているのが現状。
それやめれば良いじゃん。
というか、普通にお化け屋敷やったら?
と言いたくなる始末だ。
結構リアルな感じで歩いている姿は違和感しかない。
だってゾンビがスタスタ普通に歩いてるんだよ?
アリスが見たら「どういう状況なのですか? マスター」とか言って困惑するよ?
うん。(そういう事)
うん? (どういう事)
うん! (ア、そういう事)
「自分だけで理解しないでもらいたいです、マスター。困惑してるのですけど……ね?」
「理解するのは自分でするから意味があるんじゃない?」
裏口に入るのに片付けるからと言って待たされてる二人。
そして、意外と普通なことを言う光司。
メタいキラ。
「まぁ、そうなりますね。メタ発言したのは謝りますが、そういうことをやらせるのがいけないのでは?」
「まぁ良いんだよ、細かいことは(自暴自棄)」
これこそが光司らしいと言われる所以だろう。
アホなのだ、そうなのだ。
うむ。
「どうぞ、こちらへ」
そして唐突にドアが開く。
やっと片付けられたようだ。
そして中に入るとやはり裏口。
生活感が満載の廊下。
見えるところは片付けてあるが、タンスに頑張って押込んだのが見て取れる。
誰かの靴下が垂れ下がっていたのは気のせいのはず。
そしてスタッフオンリーのドアから出てきた二人とゾンビ風のスタッフ。
店の中はと言うと。
オシャレな地球儀や、ムーディーな間接照明。
ガイコツの頭、魔法の本、何かわからないホムンクルス漬けらしきもの。
the.魔法の店って感じ。
このトカゲの乾燥した奴とか薬になりそうでカッコいい。
「今日はどうされました?」
「あの、星の魔力を強化したいのと、仲良くするための物を買いにきました」
「携帯にデータがあると思うので一度見せて貰えますか?」
「え? そんなのあるの?」
「マスターこれです。はい、お願いします」
「かしこまりました、少々お待ちください」
「はーい」
これでOK! のはず。
そして1分後ドタバタしながらスタッフがやってきた。
「何故こんな強いのに強化するんですか?! 神界を壊す気ですか!?」
「やっぱり……」
ファ!?!?
どういうこと? 俺壊さないよ?
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