〜102〜アリスの日常
アリスの日常は朝掃除をするところから始まる。
起きたら嶺さんをおこすのだが、すぐには起こさない。
寝顔を堪能してからだ。
なかなか可愛い寝顔ですね、やはり人気声優兼女優だっただけあります。
そう、アリスは重度の寝顔好きなのだ。
直接言ったらひどいと言われるがこれは揺るぎない事実です。
そして堪能したところで起こす。
嶺さんはパッと起きてしまうのでむにゃむにゃしている姿が拝めないのは残念。
その後二人でゆっくりと階段を降りる。
なるべく小さな音の掃除機で掃除を始める。
これも自分では優しさの一つだと思っています。(ドヤ)
まずは一階。
掃除をし始めるころ、隣の和室からクロウが起きてきます。
むにゃむにゃしている姿はショタ好きが見たら押し倒してしまいそうです。
というより隣で嶺さんが息を荒くしています。
これが朝の楽しみなんだとか。
わからないものではないですけど。
キラは仕事の疲れを飛ばすためにエネルギードリンクを摂りにきます。
ここで話しかけるとニコニコしながら拳が飛んできます。
髪の毛がフワッとしているのはパソコンをいじるときのクセのはずです。
今は支部発足の為に頑張っているので、放っておきましょう。
そして二階。
階段は慣れた手つきで進めて、廊下は瞬殺。
そして私たちの部屋。
ホコリ一つないのは嶺さんの綺麗好きの賜物。
掃除をする必要があるのでしょうか?
わかりません。
最後にマスターの部屋。
朝の楽しみです。
マスターの寝顔はへパイトス《創造主》並みか、それ以上。
楽しみにしながら部屋に入り、真っ先にマスターの所へ。
「マスターの今日の寝顔はどんなでしょう、可愛い系? いやカッコいい系かもしれません」
そんなことを呟きながら覗き込む。
「……あの、アリス。もう一回寝た方がいいかな……?」
「……」
気まずいですね、はい。
最適解は……なにでしょうか?
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