〜59〜今日のところは帰ってやる!
陽炎をクロウが訳もわからず倒せたっぽい。
勝手に誓っていたよしよしも済ませた。
ふにゃふにゃの顔に一同癒されていたのは少し笑った。
陽炎は倒れたから医療室に運ばれていた。
クロウが伝言頼んでたのは知らない光司だったがそんなのはどうだっていい。
なんでクロウがあんなにも強いかだよなぁ。
「あるじ、だって僕これでも戦竜だったから」
戦竜……?
なんじゃそりゃ。
「マスター、戦竜のこと忘れたのですか? 覚えたじゃなかったのですか?」
「そうなんだよなぁ、なんか聞き覚えはあるんだけど……」
アレか!
知識を集めて試験で受かったら古龍になる竜。
「それは仙竜ですね。戦竜は戦いや決闘での戦闘で古龍へとなるのが戦竜です。もう一度明日勉強し直しますか、マスター?」
そっちか、ね?
わかってたんだよ。
うん。
「だから人間に変幻して、の練習も200年くらいやったかな……懐かしい」
クロウ、そんな歳とってたんだな。
おじいちゃんどころじゃすまないぞ。
200年なんて、死んでしまうわ。
神になってもそりゃ無理だ。
「光司さん、神になったのに死ぬこと考えてるの? そんな「そりゃそうよ、歳で死ぬのは当然じゃない?」話聞いて?」
「スミマセン……」
「神様になると歳は取らない。取るようになるのは神から堕落、もしくは本体が殺された時。神様は100年くらいだったら死んでもいきていられるって習ったはずだけど……」
はい、多分習ったと思います。
アリス。
みっちり5時間コースは、それだけは許して。
まぁいい、忘れよう。
もう帰るか、そうだ帰ってお菓子でも食べて落ち着こう。
これでやることはやったし、いろいろ発見することもあった。
それでいい。
「そろそろ帰るか」
「私を忘れないでね!」
「僕も!」
「マスター、私も忘れてはいませんよね」
サミエルもとい、嶺だって忘れちゃいない。
と思う。
クロウやアリスだってそうだ。
でもさっきまでおかしなことばかり起こったから半分くらい忘れてた。
ね、うん。
話はしてたから半分以下は覚えてた。
分からん、帰ろう。
行こう! (ノリで進むな! おい)
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