〜56〜国王いじり続く……。
うわー、結構緊張するな。
だって王様に会うんだよ? 非公式だからって言ってるけど意味なくない?
何話すのかわからんのも恐い要因の一つ。
執事さんに先導されて進んでいく。
もう廊下を、コツコツと進んでいるけど一歩ずつ近くなってきてるってことだよね? (意味が同じです)
そんな長い廊下を過ぎると大きな装飾の凝った扉がある。
高さは俺の数人分くらい。
横も広げてる俺3人分くらいだ。
金や銀の装飾はもちろん、
それをコンコンコンと執事さんがノックをする。
「失礼します、サミエル様御一行が到着いたしました」
「入っておくれ」
そのようにすぐに返事が返ってくる。
これから謁見やろ?
もう心臓がバックバクなんだけど、ねぇ?
執事がギギギッと扉を開く。
これ何トンあるの? すげぇ。
そして中を見ると大きな広間へとつながる。
真ん中には広く赤の絨毯が敷いてある。
縁を彩る金の刺繍にもこだわっているのだろう。
高い天井を支える柱は白い大理石。
白い大理石で統一してあるのも綺麗だ。
天井には何やら絵が描かれていた。
それは神たちの絵だろうか? 光司やアリス。
クロウや嶺、サミエルまで忠実に描かれている。
ローマの絵のようだったが、縁取りがされている。
縁取りをする絵は日本の特徴的な物であり、美人画などで確認できる画法である、らしい。
広間の奥には階段があり、その上に壇上のようなものがある。
そこには何脚か豪華な椅子がありそこには王座や王女さま。
その子供が座る。
王様には見覚えがあり、光司が太ってると言った絵の本人である。
うん、吹きかけた。
本人ご登場なんて聞いてない。(笑)
「神 光司よ、よく来てくれた。陽炎は元気に今も剣術を練習しているぞ! 筋がいいと騎士団長のルーイから聞いておるわ。みんなと仲よくしているとも言っていたぞ!!」
「話過ぎです、国王。神に会えて興奮するのはわかりますが、陽炎様に会うのが目的でしょう。」
「そうだな、では案内しよう」
「はぁ、お父様ははこれから会議があるでしょ?」
国王の宰相や、娘さんたちと話が進んでいく。
それよりも国王、コレで大丈夫か?(お前が言うな)
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