〜43〜メタいよ、光司くん? 編集済
なんとなく自分の部屋で昼寝をしたいと思ったから、ベットに寝転ぶがまだ寝られない俺。
「何か考えてたら疲れて慣れるかな……?」
そう思い最近のことを考える。
アリスの授業を聞いたり、嶺の進捗を配信で見たり、クロウを撫でて癒されてみたり……。
楽しい時間は過ぎるのが早いな。
でもふと思ってしまった、他の人達って属性が多くね? (メタいよ、やめよう)
だってゼウスさんは、浮気キャラに、泣き虫というか、尻を敷かれているというか。
それでも頼れる時はあるかもしれない。
神様の中でも上位なのはおかしな話かもしれない。(それなw)
ポセさんは、チャラ男に腹黒。……考えてみると組み合わせがすごいね。
お兄さんみたいでなんか安心感がある。(ウソ〜)
でも勝手に家に侵入することがあるからそこはやめてほしい。
アリスは、優しいお姉さんAI。
天使みたいに可愛いし、メイド服来たロリだし……。(おい?)
俺から見ればお母さんでもあるかもしれない。
とても良いパートナーだと思う。
クロウは、ショタで黒龍で、建築士。
デカいパーカーをダボっと着ているのも評価が高い。(なんの評価なんや)
撫でてる時に見せるあの無邪気な笑顔が俺の心を掴み取った。
嶺は声優に、人気配信者。
配信ではスパチャが行き交うくらいのお金持ちでもある。
配信はいつも面白くてついつい作業しながら見てしまう……。
いつも可愛いし、俺の隣にいること自体がおかしいと思ってしまうくらいに美少女だ。(裏山)
それに対して、俺はただの一般的な神様。
それだけ。
強いて言っても禁忌スキルと、禁忌加護があるだけ。(それが一番普通じゃない)
チートがあるかのように見えるが、特に戦闘とか日常で使えるような効果があるわけでもない。
寝ようと思ったが、だんだんと頭が冴えてきてしまった。
寝る前に考えるのは逆効果だったのを忘れていた。
頭が冴えてしまっては寝られないのでパソコンを開いて作業をすることに。
【アース・シミュレーター】を開いてポイントをみる時、こんなにもおかしいことになるとは思いもよらなかった。
【6752892pt】
「は?」
おかしなポイントの量を見てしまい、豆鉄砲を喰らった鳩のような顔になってしまう。
いち、じゅう、ひゃく、せん……。
650万pt以上……?
「え、あの、え? 俺なんかやった?」
そんな時、神が現れるかのようにたまたま誰かが扉を開けた。
「おやつ持ってきたよー……? 困惑って顔してるけどどうしたの?」
その誰かというのはたまたまおやつを持って来た嶺だった。
おやつという言葉に反応して嶺が来たことを知る俺。
よかった、相談できる人が来た。
「あのー。コレでどうにかできる、かな?」
「なになに?」
嶺がこのモニターのポイント表示数を見るや、目を見開く。
「え? すごいじゃん。私でも百何万ptくらいなのに」
「でもこのお金が何もしてないのに増えたの、おかしい」
嶺は悩む。
というよりアタマを回転させる。
どっかの一般的神サマとは違うのだ。(笑)
「あ、わかった! ポイント自動で回収した時に増えたんじゃない?」
「それにしては多くない?」
「そういえば最近ポイント還元フェアやってて、ポイント獲得量30%増量っていうのやってたしそれのおかげだと思うよ♪」
これだよ、と見せてくれたのはその告知のメール。
本当に30%分のポイントが即還元されると書いてある。
「私が、1ヶ月くらい前にダンジョンのポイント取得率増加のバフをつけたのもあると思うよ?」
「なるほど……」
そういえば文明があんな石器時代のようだったのが、中世ヨーロッパの街並みに日本を混ぜた建物が建ち並ぶようになったし、米も豊作。
棚田や、水道も通ってる。
水道っていっても、湧水を通しているのがところどころにあるからかな?
あと、人口も増えまくってるし、農業もしているし。
ダンジョンを中央にあり、そこに街を作ってあるし、技術も凄いことになってる。
製鉄技術に、農業。憲法に、医療。
挙げたらキリがないくらい発展してる。
全体的になんかいい感じではある。
上手くアースが発展してることは理解してたけどここまで上手く行ってたのは凄いことだと思う。
嶺が教えてくれたけど、クロウが作った神殿はエルフが崇めまくってるし、クロウがいた洞窟にはドワーフが住んでる。
前に配置したことは覚えている。
発展したのも知ってる。
けどそれ以上に嶺が世界を見ていて、光司が管理してないだけだ。
そんなこと光司は知らなかったがなんか満足してる様子。
「すげぇ……。コレが俺のアースか。へぇー、うん。次からはもう少し見ておこう」
お菓子を食べながら嶺と観察した俺だったが、他の人が属性多すぎなことはもう覚えていなかった。
光司のシングルタスク可哀想ですね……。(クソワロタww)
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読んでいただきありがとうございます。
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