〜41〜アリスは光司の寝顔が好き。
「マスター、なんでこんなところで倒れていたんですか?」
「あー、それね、魔力を使い切ってぶっ倒れたわ」
アリスはこちらをずっと見つめる。
なに、なんか悪かったの?
「魔力を使いすぎると、死ぬ可能性があるっスよ! 気をつけてくださいっス!」
いつのまにかポセさんが!
というより……。
死ぬ可能性がある、そんなことをしたのか……?
「そうっスよ! 謝るっス!」
読心術をされたがそれどころではない。
そうか、そうだったんだ。
これは、悪いことだったんだ……。
こんな軽率な行動を控えるべきだったんだ。
冷静に考えてみればそうだ。
「……ごめん。次から気をつけて使うよ」
「まぁ謝ってくれたからいいっスけど、今回から縛りを付けるっス!」
縛り?
あの縄とかでやる、縛り?(違います)
ドMがやるような縛り?(それではないです)
「今回から、魔力は一日 1ptまで。それ以上使うと激痛が走るようにしたっス! じゃあまたっス!!」
何激痛って!
そういうの受け付けてないんだけど!!
行かないで〜!
光司はガックリと肩を落とす。
まぁしょうがないわな。
これからは、1ptずつ使おうね?(圧)
でも、コレでよかったのかもしれない。
頑張ってほしいけどね。
できるか? 光司?!
守れるか? 光司?!
本当にか? 光司?!
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アリスです、マスターが部屋で倒れてました。
なんかやらかした予感がします。
ほっとけばよかったのですが、コレでも仕えるべき人なのですので。
一応、スキャンしたら魔力欠乏症のようでした。
私の魔力を少し分けておきました。
3時間くらい経ったら起きるようです。
しかし、マスターのことだから無茶を知らずにしたのでしょう。
やはり、
でも、そこがマスターというか……。
言えないけど、マスターはとてもいい寝顔をしますよね。
たまに朝起きているか見にくるとこんな感じですね。
今だけは少し堪能してから、嶺さんたちを呼ぶことにしましょうか……。(てぇてえなぁ)
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読んでいただきありがとうございます。
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