~5~世界樹よ、大きくなーれ
アリスは女子なのか男子なのか。
問題はすっきりしないまま星創りは次のステップへ。
今いる生物からポイントをもらってみようということだ。
先生としてポセさんに来てもらいました。
「光司くん。『ポイントをもらう』を押せばいいんっスよ。7日に一回しかできないから気をつけてっス」
えっ? それだけなの。
呼んだ意味ほぼないやん……。
あっ。ポセさんが「じゃあまたっス」
って言いながら行っちゃった。
「これだけのことでわざわざ呼び出しちゃって、後で謝らないとな~」
「それがいいと思います、マスター」
そういえばポイントはどんぐらい溜まっているのかな。
【520pt】
めっちゃ溜まってる。
前が440ptだったから80ptも溜まったんだな。
毎週80ptもらえる。
すげぇ。
色々買える。
「アリス。買った方がいいものってある?」
「はい。400ptもしますがいいものがあります。【世界樹の苗木(400pt)】です。
世界樹はあるだけで恵みをもたらします。世界の幸福値が上がると言えば分かりやすいでしょうか」
いいかも。
幸福値はシュミレーションゲームにおいてとても重要なパラメータだから買うしかない。
お高いが購入する。
アイテム欄に【世界樹の苗木】が。
どこに植えようかな……。
ん?
泉がある。森に囲まれていて、中央にポツンとある結構大きい島。
ここに植えたら綺麗かも。
うん、ここにしよう。
マウスでクリックすると、5メートルほどの大きな木が植えられた。
これが大きくなるまで待とう。
「マスター、早送りボタンがあります。使いますか?」
シュミレーションゲーム定番の早送り。最大1万倍までできるらしい。早くしたいから100倍くらいでいいかな。
押すと直ぐに木がニョキニョキ伸びていくではないか。
生命のすごさを感じた。
――――――
初めての爬虫類が
生まれました。
+50pt
――――――
メールまで届いた。
初めての爬虫類。俺と同じくらいの大きさだな。
思っていたより大きい。
って、ことはティラノサウルスとかできるのかな。
言い忘れたが7日間持つともらえるポイントは神の世界が基準らしいのでまだもらえない。
――――――
初めての竜族が
生まれました。
+50pt
+20pt
(レア個体のため)
――――――
な、なんだって~(ノリ)
竜?すげー(楽観視)
「アリス、竜ってどこにいるの?」
そう言うと画面が勝手に動き始め一つの洞窟に着いた。
洞窟の中を見ると黒い竜が。
名前を見ると
【黒龍:レベル397】
強い。
俺が100人、1000人いても敵わない。
やば~。(くそヤバ楽観視)
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読んでいただきありがとうございます。
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