何気ない日々
如月 愁
朝 〜目覚めから登校〜
……か……うか…優佳!おきろ〜!朝だぞ〜!」
私は彼の起こす声で夢から覚める。
…私はなんの夢を見ていたっけ……?
夢って幸せな夢になるほどすぐに忘れるものだと私は思う。
…今日は幸せな夢をみたのだと思う。
「
「うん、わかった」
彼は毎朝朝ごはんを作ってくれている。
……本当は私が作るべきなんだろうけどね
そんなことを思いつつクローゼットを開けて制服に着替える。
学校へ行く準備を終えて荷物を持ってリビングへと向かう。
「
「今日は早めに起きれたから登校まで時間があるからゆっくり食べよ」
今日の朝ごはんは白米、味噌汁、卵焼きのいつものメニューだ。
「…この卵焼き……」
「今日の卵焼きにはハムを入れてみたよ」
「ん…美味しいよ」
「朝から作った甲斐があるよ。……優佳のその笑顔が見たくてこうやって作ってるんだから」
「……朝から恥ずかしい事言わないでよ」
「本当のことだから言うんだよ」
「……ありがとう」
朝から彼に恥ずかしい事言われて恥ずかし嬉しくなった私はその気持ちをかき消すかのようにごはんをかき込む。
「…ごちそうさまでした」
「お粗末様でした」
「今日は私が洗い物をするよ」
「ん〜…僕も洗いたいから一緒にしない?そっちの方が効率いいし…」
そして私と翔は一緒に洗い物をささっと終わらせた。
「…優佳〜そろそろ行くぞ〜」
「は〜い…ん、行こ?」
私は自然と手を差し出し、彼と手をつなぐ。
この毎日が続けばいいのにと考えながら学校へと向かう。
彼の手はいつも温かい。
今日も外はいい天気だ。
こんな日常が一生続きますように……
___________________________________________________________
彼視点へと続く。
読んでくださりありがとうございます。
よかったら評価よろしくお願いします。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます