自然は今傾いて
山葵
本文
7分袖の白いTシャツは陽を飲み込んで
葉脈にように刺繍が刻まれていた
ひとつの車輪は颯爽と道を駆け抜けていく
もうひとつの車輪が追いかける
雑草は遠くで今日もかけっこをするこども達を見守っていた
「わたし」は見向きもしなかったが
それでも笑顔でこちらに手を振っていることくらいは知っているのだ
ああ、
今日くらいは許してやろう
袖からはみ出ている腕をくすぐられたが
別に悪い気がした訳では無い
毎日このくらいの調子でいてくれよと全体重を右足にかける。これはあいつらへのエールだ
芽吹きと終焉への幕開けの違いがわかるか?
人は大地から全てを知るのだ
目を閉じて大きく空気を取り込んでみた
ああ、
広がる闇、何も見えない
ただ全てが変わりゆくのだ
置いてかれるよう今日も進もう
誰にも知られないうちに
自然は今傾いて 山葵 @idolmasapi
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
近況ノート
-
とても遅れての近況ノート!徹夜をすると目の下にものすごいクマができて、目が充血してきちゃうんですよ。ピークが5時ごろでそこから直っていくのは不思議ですね。数分前まで死にかけていた、マサピーです。いざっ
-
今日の近況ノート!100文字書くのは割ときついね、最近自分の体に疲れを感じる。睡眠不足きついですね、目が痛いよお暗い中アニメ見てるからですかね。今みたいにw今日のノートは短めで行こうかな。では参るっ!
-
えっとですね......。あっ、ここ百文字まで書いていいのね。わかった。いやあタイトル毎回困ってるけどこんな使い道あるなんて知らなかった。これなら毎回埋めるのが楽しみになっちゃうね♪あ、もう埋まっちゃ
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます