第14話

―警察署―

源三郎「みなさんご足労ありがとうございます。お二人には女性警官が着きますので一緒に着いて行ってもらっていいですか?」

茜&葵『はーい』

葵「それじゃ球ちゃん行ってくるね」

茜「帰り家によって欲しいってママが言ってたから、ちゃんと待っててよね」

鯷球「待ってるから全部ちゃんと言ってこいよ」

茜「はいはい〜」

源三郎「ご協力ありがとうございます」

鯷球「源ちゃんも大変だよねぇ」

源三郎「いえ、本来であればこう言ったことも未然に防げればいいのですが、どうしても難しいといいますか…」

鯷球「職業柄何か起きないと動けないって言うのも多少はあるんだろうね」

源三郎「良くも悪くも今回の一件でパトロールの巡回ルートを見直したり、人数の増員も見込まれます。本当に今回誰も怪我がなくてよかったです」

鯷球「そうだよなぁ、8人も居たら困るよなぁ」

源三郎「はい、やはり6人は下っ端のようで何も情報は持ってなかったです」

鯷球「外人と昨日俺をつけてたやつは?」

源三郎「外人の方はまだ口を割りません。どうやらあそこが痛むようで」

鯷球「あぁ…失神するまで蹴りまくったからな…」

源三郎「昨日夜捕まえた一人は中継役だっただけで、結局情報は持ってなかったみたいです」

鯷球「源ちゃんが俺と茜ちゃん、葵ちゃんに護衛を着けてくれなかったら危なかっただろうな」

源三郎「任務の失敗した理由を探れとのことでしたので失敗はわかっているが、理由がまだ向こうに伝わっていないと言うことですね」

鯷球「家まで来られたりしてチクられてたら、この街に入れなくなるからなぁ」

源三郎「あとはあの外人が口を割るかどうかですね」

鯷球「俺ちょっと話させてもらってもいい?」

源三郎「本当はダメなんですけどね…」

鯷球「3分」

源三郎「2分ですね」

鯷球「上々」

鯷球「やあ、まだ金的は痛むかな?」

外人「やあ、卑怯者、どうして君がここに?」

鯷球「君に聞きたいことがあってね、金的をまた蹴られるのと、話すのどっちがいい?」

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