第18話

「・・・っ!」


「アンタが嘘をつくから、悪いのよ!!」


冬は、クラスメイトに集められて隠れて虐められている。


クラスはすっかり虐めることに慣れてしまい、どうやったらバレないか、問題にならないかを理解している。


「春!!夏!!辞めて!!」


「ゆ、ゆうくん??」


「優!!どうしたの?辞めてって何を?」


「そうだよ。そもそもこの子が嘘つくのが悪いんじゃん」


二人は気付いて居た。最近は優は一番優先しているのは冬と言うことに、そして焦っている。

 

「・・・俺は虐めて・・・って言ってない」


「それは、別に優はそうかもだけど」


「私達は嘘つかれたからねー!」




優はお兄さんに言われて事前に注意をして居た。もしかすると冬が虐められるかも知れないから注意しとけと、


その予想は見事に当たり今に至る。



そして、お兄さんにもしこんな場面に当たったらどうするかを聞いてあり、


「二人とも虐めちゃ駄目!!」


反応のままに自分が思うままに注意しろって言われた。


「いいじゃんべつに、悪い子をいじめるんだから」


「そうだよ。」


「・・・二人とも、」


そして、もし優が注意してもしつこく虐めるようなら、


「嫌いになるよ」


「・・・っ!」


「・・・っ」


その効果は抜群で二人は虐めることをやめた。

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