第14話

教師が変わって、学校が再開した。


「優、今日遊べる?」


「・・・っ!」


急に春から遊びの誘われた。


「・・・どうしたの急に?」


「優はやってなかったんでしょ。ならこれからも遊べるなって思って」


「・・・」

お兄さんは言っていた。確かに許しあげるのは偉い。けど一番大事なのは自分だから許さなくてもいい時がある。そして今回のは特にそうだった。


「・・・いいよ」


でも、出来ればまだ、これからも時間はあるし、許して仲良くなって欲しいと。


そして、夏も遊びに参加することになった。


クラスメイトの関係は何人かはまだ虐めたままだし、しっかり謝ってくれる人もいた。


でも、少しずつ関係が戻り始めている感じはあった。






この時、俺は自分を主人公みたいだと思って居た。辛い地獄を乗り越えたような気持ちだった。

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