第3話
エイト「くっそぉ…使えねーな!この闇魔法はよ!」
霊「ほら、頑張れ頑張れ」
エイト「本当は言われて嬉しい言葉のはずなのに…くそッ」
霊「早くしないと夜になっちゃうよー」
エイト「しょうがないだろ、まともな攻撃ができないんだから」
霊「知らないよ、早く倒してよ」
エイト「知らん、今日は寝る」
霊「ったく…ざっこいなぁ」
エイト「ふん!」
―
エイト「ダメだ…やっぱり透視ができない…」
霊「私にフォーカスされてるんじゃないの?」
エイト「使えねー。この能力…」
霊「バカと魔法は使いようってね」
エイト「はいはい、どうせ俺はバカですよ」
霊「マジでなんでこんな奴に憑いちゃったんだろ」
エイト「お前が勝手に憑いたんだろ知らねーよ」
霊「もう知らない。勝手にすれば?」
エイト「だから勝手にするって」
―
エイト「ふぅ…」
―
エイト「ふぅ…」
―
エイト「うっ…」
―
エイト「闇魔法!闇魔法!闇魔法!」
―
霊「ふぅーん。バカなりに頭を使ったみたいだね。力作業で穴を掘って、闇魔法で周りを見えなくして落ちたら埋めて殺すなり、石を投げて殺すなり、火を放ったり。やることはえげつないかもしれないけど。やるじゃん」
―
エイト「10体倒してやっとLvが1上がるくらいか…マジでだるいわぁ…」
と言いながら穴を掘る。土を弄りまくっていたら土魔法を覚えたのだが…魔法が弱すぎて土が少し凹むくらいだった。
エイト「なんでこんなに俺が使える魔法はゴミなんだよ…掘った方が早いって…」
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