ダンジョンで魔物の少女を助けて攻略の糸口見つけたらなんか話題になってソロなのに仲間申請する奴増えてしまった。

ライカ

第1話 魔物の少女

僕はいつもどうりにダンジョンの森を探索する。ダンジョンには魔物もいれば、何かの果実あとは滅多に見つからない特殊な遺物などがある。そのほとんどがなんかの役に立つのでそれを売って生計を立てて居る。




『お、オオ鋼ネズミと硬鱗大蛇が戦ってるな』ダンジョンは一種の生態系になって居る。


普通の奴ならこんな敵ぐらい余裕だが、ソロで弱い僕に倒せる相手じゃない。僕は身を隠して息を潜めながら、じっと待った。


『ガガガガ』

大蛇が倒れた。オオ鋼ネズが死体を食べて始めた。



…‥数分後……


(ドン、ザ、ドン、ザ)

オオネズミは死体を食べ終えて去っていった。


『よし』

僕は大蛇の死体から骨と残った皮を取る。



『@&@&8-/;(?!ー』

何かの音がした。ダンジョンではそこまで魔物はいない大体ダンジョンを歩き回って見つける魔物は4、5体程度。見つけたら様子を見て逃げるか、死体回収するか決める。戦闘で使える遺物も持って無いのでそれしか無い。


(カサカサカサ)

声のする方へと慎重に進む。


『どうなっているかな?』


『ん?』

人型の何かが走って居るのが見える。



(ガッシャーン)

木が押し倒された。

出てきたのはさっきのオオ鋼ネズミだ。


『あれ!?あのちっさいの人じゃね?』

追いかけてられてるのはどう見ても人に見える。


(ドン!)

人らしきのが三つ足の大木の下に入った。それを追う形でオオ鋼ネズミが大木に突っ込んだ。


(ギシガシャぎ、バキ、)

オオネズミが大木に引っかかった。


『やばいんじゃないか?』

僕は恐る恐る忍びよる。


『あ、』

大木の中を除くと先住民みたいな服を着た少女が居た。


『まずい、子供だ!』

僕は気づいた時には走って大木の方へ向かった。


『お前ここは危ないんだぞ!』

叫んで大木の中に滑り込む。


『おい!』

大木の中には腰が抜けたのかビクビク震え壁に寄りかかる少女居た。


(バキ……バキバキバキバキ)

もう木が持たない。


『まずい。クソが』

少女を担ぎ走って大木から走った。


ネズミ野郎はしばらく気づかなかったが直ぐに僕たちが逃げたのに気づいて木を薙ぎ倒しながら迫って来る。

『チャーチャーチャー』

ネズミ野郎の声が直ぐ後ろに聞こえる。


『やばいやばいやばい、死ぬ』



ネズミの顔が僕たちに当たる寸前で

(ガーン、ドドドド)

何かがオオ鋼ネズミを横から襲ったらしく直ぐ横へ消えていった。


『ひとまずここから離れるか』

担いでいた少女を見ると気絶したのか目を瞑って居る。




……ちょっとした大木の根本で……


『ふーひとまず安心できそうだ』

あたりには虫の音ぐらいしかない。


『おい?起きろ』

少女の小さい肩を揺らす。綺麗な白い髪が揺れるだけだった。手首の動脈を確認すると動きがあるから生きてそうだ。


『起きないか、ま、夕食でも取るか』

時計を見ると父からの形見でもらったパネライのガラスにヒビが入っている。


『はーマジか』

落ち込みつつ時計をジップロックの中に入れた。


いつもどうりにカロリーメイトを食べはじめる。


『ん?』

少女が目を覚ました。


『お、起きた。君、1人でここに来るもんじゃないよ。僕が今回は、うわ!』

少女は僕のカロリーメイトを見て僕に飛びついてカロリーメイトを奪いそのまま食べ始めてしまった。


『おい!何をする!』

思わず子供相手に力一杯突き飛ばしてしまった。


(ドテ)

少女は突き飛ばされても何もなかったようにカロリーメイトを食べる。

と、思ったら食べるのをやめスッと固まった。


(ピョコ)

固まったと思ったら頭から小さい耳を出した。猫耳カチューシャをつけたみたいになりやがった


『え!、み、耳?』


『んーんー@&&&¥8@)67&』

どっかを指差しながらこっちを向いて何か喋ってくる。


『なんだよ』


『//__&@_@#@&/』

何か喋ってると思ったら僕の腕を掴んで指差しさした方向に少女は歩いた。


『は?なんなのこいつてか?人間か?』


『おい!離せや』

手を振り解かせた。

そんなの気にしない感じで少女は地面を指差した。


『ん?なんだよ』

真下を見ると何かの棒らしき物が落ちていた。


『なんだ?』

拾って見ると1メートルぐらいで泥を被ってる。



(ガシャガーガーガー)

目の前からオオ鋼羽アヒルが襲って着た。


『ん!』

少女が棒を引っ張った。


(すぽ)

棒が剥けて銀色の綺麗な刀身が見えた。


『え、』


『んーんー/#&@&/#』

少女がオオアヒルに向かって指差しして来る。


『これで、やれつうのか?』


そうこうしてるうちにオオアヒルが僕に体当たりしてきた。

咄嗟に避けた。

(ドーン!バキ、バキ)

魔物は木に突っ込んで抜け出せないみたいだ。



『んー!/#/_#&@##&/#__#!』

ホワイトが刀振る動作で訴えてくる。


『刀を使えてことか?』

僕は手に持って居た刀でオオアヒルの横っ腹に力一杯刀をぶつける。


(シャァ!)

刀がなんの取っ掛かりもなくオオアヒルの体を横断し真っ二つに裂いた。


『なんだよこれ』

これ鋼の羽すら斬りやがった。


『/#&_#&@&_@&_@!』

隣の少女は刀の鞘を持って心なしか嬉しそうだ。


『こいつに助けられたな』

んーひとまずこの刀はよく切れる遺物なんだろう。


『しよ、帰るか』

この変な生き物はひとまず家に連れてくか。


『あーそこの猫耳いくぞ』

呼んで見るともう耳は引っ込んでいて、完全に人になって居た。


『うわ!耳が引っ込みやがった、まーいくぞ』

少女の手を引っ張ってダンジョンの外へと向かった。






















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